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jazz を使った英語表現 [音楽と英語]

語彙を増やすためには、辞書を入念に引く、辞書を引かずに文脈で覚える、単語集で詰め込む、などいろいろあるだろうが、何かをきっかけにこちらから網を広げてみるのもいいと思う。先日、前回ジャズにちなんだ学習書について書いたので、 jazz という単語について調べてみることにしよう。

ある辞書の記述によると、この単語は20世紀初めから使われるようになった。由来は不詳だが、踊りを表すアフリカの土着語、精力的な活動やセックスを指すアメリカ黒人の隠語、などの説があるそうだ。もうすこし詳しい情報が下記のオンライン辞書にあった。
http://www.etymonline.com/index.php?term=jazz

こうした由来を反映してか、辞書の定義をみると、音楽のジャズのほかに、口語や俗語として、「活気」や「興奮」、さらに性的な意味合いもある。また、活気や興奮の度が過ぎて、ということだろうか、「たわごと」、さらには、「ありきたりの話」「似たようなもの」 (empty rhetoric or insincere or exaggerated talk; similar but unspecified things) という意味にまでなる。

熟語では、... and all that jazz は「などなど」「そういったもの」「なんやかんや」 (and other similar things) 。私はその昔、「オール・ザット・ジャズ」という映画のタイトルで覚えた。ジャズの話かと思ったらそうではなかったので辞書で調べてみると、イディオムだとわかった。こうしたカタカナのタイトルは困ったものだが、結果的に語彙増強に役立つこともある。

ある辞書は、「名詞を列挙したあとに使う」と書いているが、オンラインの Cambridge International Dictionary of Idioms には They sell televisions and all that jazz. という例文がある。先行する名詞がひとつだと、列挙とはいえないだろう。これもありということなのだろうか。

形容詞の jazzy は、「ジャズ風の」「活気のある」「にぎやかな」のほか、「(色が)派手な」「けばけばしい」という意味にもなる。marked by unrestraint, animation, or flashiness; showy, bright, and colorful; made more lively or exaggerated for the sake of appeal などと辞書では説明されている。

動詞では、jazz up という口語表現があり to make somebody or something more interesting or decorative などと定義されている。これは、例文を紹介しよう。

- A nice colourful scarf will jazz that jacket up a bit.
- I bought a plain pizza and jazzed it up with a few olives and anchovies.

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