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Roger 「ラジャー!」と ABC の字解き [英語文化のトリビア]

前回、"The Eagle has landed." に対するヒューストンの管制官の応答に roger が出てきた。「了解」という意味で、通信関係で有名な言葉だろう。

なぜ「ラジャー」なのかというと、

The use of the word in radio communication to mean "yes, I understand" is attested from 1941, from the U.S. military phonetic alphabet word for the letter -R-, in this case an abbreviation for "received." Said to have been used by the R.A.F. since 1938.
(Online Etymology Dictionary)

"R as in roger." とか "R for roger." といった字解きに使う無線用のアルファベットに由来するという。

調べてみると、この古い phonetic alphabet

Able Baker Charlie Dog Easy Fox George How Item Jig King Love Mike Nan Oboe Peter Queen Roger Sugar Tare Uncle Victor William X-ray Yoke Zebra

というもので、現在広く使われている NATO phonetic alphabet と呼ばれるものは、

Alfa Bravo Charlie Delta Echo Foxtrot Golf Hotel India Juliett Kilo Lima Metro November Oscar Papa Quebec Romeo Sierra Tango Uniform Victor Whiskey X-ray Yankee Zulu

となっている。

以前、仕事で英語をもっと使っていた時も、こうした表があることは知っていたが、ちゃんと覚えていないので、とっさに頭に浮かんだ単語を使っていた(今だってそうなるだろう)。

もっともネイティブがいうのを聞いていてもまちまちなので、それこそ管制官でもなければ、別にこのリストに縛られる必要はないのだろうが、私は時に "B for bomb" とか "M for murder" (映画「ダイヤルMを廻せ!」 "Dial M for Murder" の影響だろう) "R for rocket" (レイ・ブラッドベリの小説「ウは宇宙船のウ」)など、めちゃくちゃな単語を引き合いにしていた。

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