SSブログ

「奥さまは魔女」とドラマの笑い声 (canned laughter) [映画・ドラマと英語]

"Bewitched" は、先日取りあげたスタンダード・ナンバーのほか、アメリカのTVドラマ「奥さまは魔女」の原題でもある。「アイ・ラブ・ルーシー」と並ぶシットコムの古典で、私と同世代以上だったら、実際に見たことがあるか、少なくともタイトルは知っているという人が多いのではないだろうか。

私自身は、子供の時に見た記憶はもうぼんやりとしているが、それでも印象的だったのは、まるで劇場にいるかのように、時に観客の笑い声がいっしょに流されることだった。日本のドラマでは、少なくとも当時はそうした手法は稀だったはずで、子供心に驚いたのを覚えている。

こうした笑い声を指すのに canned laughter という言葉があるようだ。to can は to record の意味であろう。

Canned laughter, also called a laugh track, is a sound track added to television comedies. Canned laughter is used during areas of the show when one would expect an audience to laugh. It may punctuate jokes or moments of slapstick comedy. Not all television comedies where one hears laughter after jokes use canned laughter. Some shows, notably The Cosby Show recorded episodes in front of a live audience.
( http://www.wisegeek.com/what-is-canned-laughter.htm )

Wikipedia は laugh track の方を見出しにしていて、この他の呼び方も書かれている。

A laugh track, laughter soundtrack, laughter track, LFN (laughter from nowhere), canned laughter or a laughing audience is a separate soundtrack invented by Charles Douglass, with the artificial sound of audience laughter, made to be inserted into TV comedy shows and sitcoms. The first television show to incorporate a laugh track was The Hank McCune Show in 1950.
( http://en.wikipedia.org/wiki/Canned_laughter )

余談だが、日本語版の「奥さまは魔女」で主人公サマンサは夫を「ダーリン」と呼ぶ。私はこれを darling という呼びかけだと考えていたが、実は Darrin というダンナの名前のことであった。



この間違いを知ったのは英語の学習を始めて何年か経った頃で、確か、当時の「NHKテレビ英語会話初級」の人気講師だった田崎清忠氏の文章か番組によってだったように思うが、記憶は定かではない。いずれによせ、そうした指摘があったということは、同じような勘違いをしていた人が結構いたのだろうか。

「奥さまは魔女」は、いまBSで再放送されている。このドラマに基づいた映画も数年前につくられた。ニコール・キッドマンがサマンサ(厳密には、サマンサ役を演じる女優)を演じているが、未見である。

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:資格・学び

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

にほんブログ村 英語ブログへ
にほんブログ村← 参加中です
Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...