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pop a champagne cork [ニュースと英語]

日中、テレビのニュースを見ていたら、「アメリカの本格的な景気回復にはまだ時間がかかる」とサマーズ国家経済会議議長がダボスでの経済フォーラムで述べた、と伝えていた。サマーズ氏自身の言葉も sound bite で流されたが、「まだシャンパンのコルクをあける時ではない」といった表現が使われていて、面白いな、と思った。

どういう言い回しだったか正確に知ろうと、ネットで調べてみた。いくつかの記事が見つかったが、次はそのひとつ、AFP通信からの引用である。リードも、サマーズ氏の表現にあわせたものになっている。

US President Barack Obama's top economic advisor Larry Summers welcomed resurgent US growth data on Friday, but said there was no cause for champagne yet.

Reacting to the fourth-quarter gross domestic product (GDP) growth of 5.7 percent, the strongest in six years, he called it a "favourable figure.

"It confirms what we've recognised for some time, that the president's policies have moved the economy back from the brink of depression and have created a basis for economic growth.

"But it certainly doesn't suggest that we're in any position to pop any champagne corks, that we're in any position to be satisfied with where we are," he added, speaking at the World Economic Forum in Davos, Switzerland.

( http://www.google.com/hostednews/afp/article/ALeqM5jLNRRFNPxNEFk10ICgLFBmmlqKHg )

次に英語を話す機会には使ってみようか、という気にさせられる、ちょっとかっこいい表現だ。でも非ネイティブが使うには大げさだろうか。ついでだが (satisfied with) where we are という言い回しも、いかにも英語らしい。

いかにも、といえば、pop は響きからしていかにも擬音語らしい単語だ。学生の時、炭酸飲料のことを carbonated drink と表現したら、アメリカ人から pop という名詞を教えられたのはもう遠い昔のことになった。

さらに連想で、pop quiz は「抜き打ち小テスト」、動詞で pop in は「ちょっと立ち寄る」、pop-in は「ポンと放り込めば使えます」「電子レンジでチンすればすぐに食べられます」というお手軽品を形容するのに使う。

さらに、eye-popping が「目玉が飛び出るような、目を見張らせるような、あっと驚くような」ということなのは類推しやすい。eye-popper なら、そうさせるもののほかに、「すごい美人」という意味も辞書に載っている。ついでだが漫画の主人公の「ポパイ」は Popeye と綴る。

以上、きょうのニュースを見てのちょっとしたメモでした。

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森川弘道

大変参考になりました.有難うございました.
by 森川弘道 (2010-02-25 12:08) 

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