"Alas, poor Yorick!" (Horatio その3) [英語文化のトリビア]
Horatio について短い続きを書く。シェイクスピアの作品に出てくるハムレットの親友が Horatio である。
かなり前に触れたことがあるが、ハムレットが Yorick という死んだ道化の頭蓋骨を手にしてホレイショーに "Alas poor Yorick! I knew him, Horatio." と語る場面がある。Horatio 本人がどうというわけではないが、しゃれこうべという道具立てのためか、この場面は英語圏では広く知られているようだ。
その昔、海外出張先のホテルでテレビをつけっぱなしにしていたら、何かのドラマか映画が流れていて、たまたま目にしたのが、登場人物が何かを持ち上げてこのセリフを言うシーンだった。
この時は、いったい何のことかまったくわからず、実のところ Yorick も聞き取れたわけでもなかった。後にハムレットのセリフであることを知り、ホテルの部屋で見たあのシーンを思い出した、というわけである。どうしてこのセリフが使われていたのかはわからないが。
さらにそのずっと後、海外に出張した際、ネイティブを交えて飲む機会があった。みなけっこう飲み、私も酔った勢いからその場にあった何かを持って意味もなく "Alas poor Yorick!" と言ったら、まわりから笑いが起きた。酒に酔ったうえでのばかな行為だったが、周囲のネイティブが反応したということは、やはりよく知られたセリフなのだと酔った頭で感じた。
なお以前取り上げたときにも書いたが、このセリフは "Alas, poor Yorick! I knew him well." とよく間違えられるらしい。Wikipedia にもその旨書かれている。
この場面は、絵画の題材としてしばしば取り上げられているようだ。洗礼者ヨハネの首を持つサロメと同様、視覚的にも強い印象を与えるからだろう。
かなり前に触れたことがあるが、ハムレットが Yorick という死んだ道化の頭蓋骨を手にしてホレイショーに "Alas poor Yorick! I knew him, Horatio." と語る場面がある。Horatio 本人がどうというわけではないが、しゃれこうべという道具立てのためか、この場面は英語圏では広く知られているようだ。
その昔、海外出張先のホテルでテレビをつけっぱなしにしていたら、何かのドラマか映画が流れていて、たまたま目にしたのが、登場人物が何かを持ち上げてこのセリフを言うシーンだった。
この時は、いったい何のことかまったくわからず、実のところ Yorick も聞き取れたわけでもなかった。後にハムレットのセリフであることを知り、ホテルの部屋で見たあのシーンを思い出した、というわけである。どうしてこのセリフが使われていたのかはわからないが。
さらにそのずっと後、海外に出張した際、ネイティブを交えて飲む機会があった。みなけっこう飲み、私も酔った勢いからその場にあった何かを持って意味もなく "Alas poor Yorick!" と言ったら、まわりから笑いが起きた。酒に酔ったうえでのばかな行為だったが、周囲のネイティブが反応したということは、やはりよく知られたセリフなのだと酔った頭で感じた。
なお以前取り上げたときにも書いたが、このセリフは "Alas, poor Yorick! I knew him well." とよく間違えられるらしい。Wikipedia にもその旨書かれている。
この場面は、絵画の題材としてしばしば取り上げられているようだ。洗礼者ヨハネの首を持つサロメと同様、視覚的にも強い印象を与えるからだろう。
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Alas, poor Yorick!を調べていて、こちらに辿りつきました。
たった一つのフレーズの背景に、沢山の物語が流れているのですね。
「その場にあった何かを持って意味もなく "Alas poor Yorick!" 」
一度言ってみたいです。
ハムレットも一度、原書、もしくは海外のテレビドラマ等で味わってみたいと思いました。
by ETCマンツーマン英会話 (2013-08-21 22:51)
シェイクスピアは、使われたセリフを知っていても、原作を読む英語力や余裕がないままです。私もいつかは挑戦してみたいと思っているのですが・・・。コメントありがとうございました。
by tempus fugit (2013-08-24 11:36)