one for the road (ボズ・スキャッグス「シルク・ディグリーズ」) [音楽と英語]
これまでも書いたように、音楽がきっかけでいくつもの英語表現を覚えてきたが、酒に関係あるこの one for the road もそのひとつだ。Boz Scaggs の超名作アルバム Silk Degrees の中の Lido Shuffle という曲の歌詞に出てくる。
英和辞典には「別れ際に飲む最後の一杯」とある。Lido Shuffle はギャンブラーを歌ったもので、歌詞の one for the road は酒というより、立ち去る前の最後の賭けを指しているようにも受け取れる。
それはともかく、英英辞典を見ると、
家路の road が徒歩ならいいが、車ではまずかろうと思っていたが、上記の最後の例文もそんな内容になっている。さらにネットを見ていたら、
という記述があった。
飲酒運転からの連想で、DWI (driving while intoxicated) や DUI (driving under the influence of alcohol) という略語があることを付記しておく。なお toxicated でも「酔っぱらった」という意味があるようだ。「酒は百薬の長」というが、英語的には薬というより毒とみるらしい。まあ、もともと毒も薬もコインの両面ではあるが。
そういえば最近「デトックス」というカタカナ語を見るようになった。「解毒」というより、「身体を内側からキレイにする」ほどの意味で使われているようだが、英語の detox や detoxify もそうした使われ方をされているのだろうか。今度調べてみよう。
ついでに、「笑いは百薬の長」というが、英語には "Laughter is the best medicine." という言葉がある。
one for the road に戻ると、The Phrase Finder というサイトには由来についての記述があった。
http://www.phrases.org.uk/meanings/270300.html
さらについでに書くと、have one over the eight というイディオムが学習ノートにメモしてあった。
それにしても、「飲み過ぎる、酔っぱらう」と「ほろ酔い」ではずいぶん違う。また8杯までは許される、というのは相当な量ではあるまいか。これについては、やはり The Phrase Finder に参考になる記述があった。
http://www.phrases.org.uk/meanings/271100.html
参考記事
・ボズ・スキャッグスとアンジェラ・アキの We're All Alone
http://eigo-kobako.blog.so-net.ne.jp/2010-09-10
英和辞典には「別れ際に飲む最後の一杯」とある。Lido Shuffle はギャンブラーを歌ったもので、歌詞の one for the road は酒というより、立ち去る前の最後の賭けを指しているようにも受け取れる。
それはともかく、英英辞典を見ると、
- a final alcoholic drink taken just before departing from a party, tavern, or the like
(Dictionary.com based on the Random House Dictionary)
- an alcoholic drink just before leaving
Before I went home, she persuaded me to have one for the road.
(Cambridge Advanced Learner's Dictionary)
- a drink before a journey or before leaving a bar. (Typically: down ~; drink ~; have ~; take ~.)
Let's have one for the road.
Don't down one for the road if you are going to be the driver.
(McGraw-Hill Dictionary of American Idioms and Phrasal Verbs)
家路の road が徒歩ならいいが、車ではまずかろうと思っていたが、上記の最後の例文もそんな内容になっている。さらにネットを見ていたら、
A final drink before leaving, as in Won't you have just one for the road? This term always alludes to an alcoholic drink and a practice that, if the person is going to drive away, is not only frowned on but in many places illegal. [First half of 1900s]
(American Heritage Dictionary of Idioms)
という記述があった。
飲酒運転からの連想で、DWI (driving while intoxicated) や DUI (driving under the influence of alcohol) という略語があることを付記しておく。なお toxicated でも「酔っぱらった」という意味があるようだ。「酒は百薬の長」というが、英語的には薬というより毒とみるらしい。まあ、もともと毒も薬もコインの両面ではあるが。
そういえば最近「デトックス」というカタカナ語を見るようになった。「解毒」というより、「身体を内側からキレイにする」ほどの意味で使われているようだが、英語の detox や detoxify もそうした使われ方をされているのだろうか。今度調べてみよう。
ついでに、「笑いは百薬の長」というが、英語には "Laughter is the best medicine." という言葉がある。
one for the road に戻ると、The Phrase Finder というサイトには由来についての記述があった。
http://www.phrases.org.uk/meanings/270300.html
さらについでに書くと、have one over the eight というイディオムが学習ノートにメモしてあった。
-(軍隊で許容される飲酒量の限度が8杯であることから)飲みすぎる、酔っ払う
(ジーニアス英和大辞典)
-(英俗)ほろ酔い機嫌に酔う、少し酔っ払う
(軍隊で許容されていた飲酒量の8杯より1杯だけ飲みすぎる意から)
(ランダムハウス英和大辞典)
それにしても、「飲み過ぎる、酔っぱらう」と「ほろ酔い」ではずいぶん違う。また8杯までは許される、というのは相当な量ではあるまいか。これについては、やはり The Phrase Finder に参考になる記述があった。
http://www.phrases.org.uk/meanings/271100.html
参考記事
・ボズ・スキャッグスとアンジェラ・アキの We're All Alone
http://eigo-kobako.blog.so-net.ne.jp/2010-09-10
タグ:酒にちなんだ表現
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