a shoulder to cry on, cry in one's beer (オリヴィア・ニュートン=ジョンの歌より) [音楽と英語]
先日、オリヴィア・ニュートン=ジョン Olivia Newton-John の過去のアルバムがまとめて紙ジャケットで再発された。もう30年以上も前のことになるが、彼女は日本でも大変人気があり、私もよく聞いていた。歌詞が聞き取れる歌もかなりあって、英語学習のうえでも大きな励みになった。
懐かしくなって今回、大枚をはたいて何枚もCDを購入したこともあり、彼女の歌で覚えた a shoulder to cry on あるいは to cry on someone's shoulder という表現について短く書いてみたい。
"Clearly Love" というアルバムの1曲目、"Something Better To Do" の詞に、"A shoulder to cry on would make me feel fine." という形で出てくる。
肩にすがって泣く様子が目に浮かぶようで、感覚的にわかりやすい。もっとも比喩的なもので、実際に泣いて肩にすがる必要はないようだ。
私がオリヴィア・ニュートン=ジョンを知ったのは小学生の時、第2回東京音楽祭で来日した彼女を、FM雑誌がグラビアで取り上げたのを見たのが最初だった。日本では当時ほとんど無名だったと思うが、その美貌と特徴的な名前で印象に残った。しばらくすると人気が高まり、私が中学生・高校生の頃はコンスタントにヒット曲を出していた。
大学生の時には、以前ここで触れたことがある「ザナドゥ」、そして「フィジカル」という歌がヒットしたが、その後は名前を聞かなくなった。
乳がんとの闘病も伝えられたが、2000年のシドニー五輪の開会式で久しぶりにその姿を見て、その元気な様子とともに、若い頃のイメージが崩れていなかったのに驚いた記憶がある。そして今月は日本に来日して公演するということで、過去のアルバムの再発もそれにあわせたものだという。コンサートに行くことができないのが残念だ。
オリヴィアと関係ないが、ついでに連想で、cry in one's beer というイディオムがある。少し前にアルコール関連の英語表現について何回か書いたが、その時には思い出さなかった。「悲しみにうちひしがれる」「意気消沈する」などと辞書にある。由来は知らないが、ビールを飲みながら泣くことから来ているのか、私のカラオケの持ち歌の一つ「酒と泪と男と女」のようだ。これも a shoulder to cry on 同様イメージが浮かびやすい。
過去の参考記事:
Xanadu~「ザナドゥ」と「キサナドゥ」(「桃源郷」その4)
「紙ジャケ」と Tyvek sleeve
Mylar とは何か(続・紙ジャケット)
アルコール関連の英語 参考記事:
ビールの缶を開ける crack
「ストレート・ノー・チェイサー」 (米英で違う chaser)
イッキ飲み (chug-a-lug)
one for the road
underproof, overproof
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懐かしくなって今回、大枚をはたいて何枚もCDを購入したこともあり、彼女の歌で覚えた a shoulder to cry on あるいは to cry on someone's shoulder という表現について短く書いてみたい。
"Clearly Love" というアルバムの1曲目、"Something Better To Do" の詞に、"A shoulder to cry on would make me feel fine." という形で出てくる。
肩にすがって泣く様子が目に浮かぶようで、感覚的にわかりやすい。もっとも比喩的なもので、実際に泣いて肩にすがる必要はないようだ。
-人に慰め(同情)を求める;心配(悲しみなど)を人に打ち明ける、ぐちをこぼす
(リーダーズ英和辞典)
- cry on someone's shoulder, to reveal one's problems to another person in order to obtain sympathy: Don't cry on my shoulder--this mess is your own fault.
(Dictionary.com, based on the Random House Dictionary)
- a shoulder to cry on
a person one turns to for sympathy with one's troubles
(Collins English Dictionary)
- cry on someone's shoulder
Tell one's problems to someone so as to gain sympathy or consolation, as in When James had a problem at the office he generally cried on his sister's shoulder. It is also put as a shoulder to cry on, as in When Mom came home, Jane had a shoulder to cry on. [Late 1930s]
(The American Heritage Dictionary of Idioms)
- a shoulder to cry on
someone who gives you sympathy when you are upset
My father had just died and I needed a shoulder to cry on.
(Cambridge International Dictionary of Idioms)
私がオリヴィア・ニュートン=ジョンを知ったのは小学生の時、第2回東京音楽祭で来日した彼女を、FM雑誌がグラビアで取り上げたのを見たのが最初だった。日本では当時ほとんど無名だったと思うが、その美貌と特徴的な名前で印象に残った。しばらくすると人気が高まり、私が中学生・高校生の頃はコンスタントにヒット曲を出していた。
大学生の時には、以前ここで触れたことがある「ザナドゥ」、そして「フィジカル」という歌がヒットしたが、その後は名前を聞かなくなった。
乳がんとの闘病も伝えられたが、2000年のシドニー五輪の開会式で久しぶりにその姿を見て、その元気な様子とともに、若い頃のイメージが崩れていなかったのに驚いた記憶がある。そして今月は日本に来日して公演するということで、過去のアルバムの再発もそれにあわせたものだという。コンサートに行くことができないのが残念だ。
オリヴィアと関係ないが、ついでに連想で、cry in one's beer というイディオムがある。少し前にアルコール関連の英語表現について何回か書いたが、その時には思い出さなかった。「悲しみにうちひしがれる」「意気消沈する」などと辞書にある。由来は知らないが、ビールを飲みながら泣くことから来ているのか、私のカラオケの持ち歌の一つ「酒と泪と男と女」のようだ。これも a shoulder to cry on 同様イメージが浮かびやすい。
過去の参考記事:
Xanadu~「ザナドゥ」と「キサナドゥ」(「桃源郷」その4)
「紙ジャケ」と Tyvek sleeve
Mylar とは何か(続・紙ジャケット)
アルコール関連の英語 参考記事:
ビールの缶を開ける crack
「ストレート・ノー・チェイサー」 (米英で違う chaser)
イッキ飲み (chug-a-lug)
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