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open book (007「死ぬのは奴らだ」) [007 ジェームズ・ボンド]

「死ぬのは奴らだ」 Live and Let Die は、先日取り上げた「007は二度死ぬ」 You Live Only Twice と同様、原題も邦題もうまいタイトルだと思う。ということで、ポール・マッカートニー作の主題曲に出てくる open book という表現について書きたい。

この曲はリリース後すぐにヒットし、私もよく聞いていた。歌詞は全体としては単語も簡単で聞き取りやすかったが、始まってまもなくのところで、どうしてもわからないところがあった。

- When you were young and your heart was an open book
You used to say live and let live

という歌詞を見て、聞き取れないところが "open book" という超簡単な単語だと知った時は驚いたものだ。

辞書には、「容易に理解できるもの(状態)]」「明白な事柄」「隠しだてしない人、あけっぴろげな(ざっくばらんな)人」といった説明がある。

英英辞典の説明を引用しよう。

- a person or thing without secrecy or concealment that can be easily known or interpreted
(Collins English Dictionary)

- If someone is an open book, it is easy to know what they are thinking and feeling.
(Cambridge Advanced Learner's Dictionary)

- someone or something easily understood or interpreted; something very clear: The child's face is an open book.
(Infoplease Dictionary)

- open book
it means you are an easy person to know.
like reading an open book, you can read what the person is thinking or feeling.
(Urban Dictionary)

「死ぬのは奴らだ」はバラード調で始まるが、タイトルの "Live and let die" が歌詞に出たところで急に曲調が変わってテンポアップし、いかにもアクション映画という感じになる。途中でいったんメロディアスな部分が短く顔を出すが、すぐにまたテンポが上がっていき、その頂点でスパッと終わる。短いが印象的なテーマ曲だ。

007の映画(あるいはジェームズ・ボンドというキャラクター)は、バラード調とロック調どちらのBGMも似合う側面があると思う。「死ぬのは奴らだ」のテーマ曲でこうした2つの要素がうまく表現されているように聞こえるのも、この両方を得意とするポール・マッカートニーならではだ。

なお、Rolling Stone 誌が「ジェームズ・ボンド映画50年」を記念して、映画のランキングテーマ曲ベスト10の記事を載せているが、「死ぬのは奴らだ」は堂々のテーマ曲第1位になっていた。曲が出てくる映画のオープニング部分もこのサイトで見ることができる。
http://www.rollingstone.com/music/lists/the-top-10-james-bond-theme-songs-20121005

参考記事:
by the book 「教科書通りの」「定石に従った」
http://eigo-kobako.blog.so-net.ne.jp/2012-09-09


All the Best

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  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Capitol
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD


タグ:ビートルズ
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