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「1000パーセント安全」(100バーセントでは不十分・その2) [数にちなむ表現]

トラブル続きのボーイング787について、アメリカの運輸長官が「1000パーセント安全と確認できなければ飛行は許可しない」と言ったと新聞で読んだ。100パーセントでは足りないわけである。おもしろいと思い、英語でどう言ったのか調べてみた。

- U.S. Transportation Secretary Ray LaHood said on Friday that the Boeing 787 Dreamliner jet will not fly again until authorities are "1,000 percent sure" it is safe.
( http://www.cnbc.com/id/100391518 )

- But US Secretary of Transportation Ray LaHood told NBC television that the 787 would have to prove itself again to US inspectors.

"Those planes won't fly until we're 1,000 percent sure they are safe to fly," said LaHood on Friday.
( http://www.theaustralian.com.au/business/breaking-news/boeing-suspends-787-deliveries/story-e6frg90f-1226557251381 )

以前、007を演じることが決まった時のダニエル・クレイグやピート・ローズの発言を引用して、100パーセントを超える表現は110パーセントが元祖だったらしいことについて書いたが、俳優やスポーツ選手という、「軟派」系の人だけでなく、政府閣僚という「硬派」な立場にある人もこうした表現を使っているわけである(まあ、使っていけないという類の言葉ではないので、当たり前といえば当たり前ではあるが)。

なお運輸長官の英語は、例えば「安全であることを1000パーセント確認できるまで」と訳せるだろうが、冒頭にあげた新聞記事の文は、「1000パーセントの安全性が確認できるまで」という意味にも読めそうで、見出しも「1000%安全に」となっていた。1000パーセントは「安全」のことなのか「確認」のことなのか、しばし考えたが、しだいに頭がくらくらしてきて、どっちでもいいような気になってしまった。

参考記事:
100パーセントでは不十分 (110 percent) 
http://eigo-kobako.blog.so-net.ne.jp/2006-08-12

タグ:日本語
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