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Amazon の「カスタマーレビュー」で英語を学ぶ [英語学習]

新年度・新学期を迎えたので、英語学習のヒントについて書こう。手頃なリーディングの材料になると私が思っているのが、Amazon.com に載っている本や音楽、映画などのカスタマーレビューである。もちろん他のネットショップや商品でもいい。

英語でなく、翻訳や吹き替えで接したのであってもかまわない。とにかく、自分がおもしろいと思った、あるいは単に気になっているだけでもいい、興味のある作品について原題を調べて検索し、その customer review(s) を読んでみる。

対象に関心を寄せているのだから、学習の動機づけとして不足はない。ほとんどが一般の人によって書かれているはずで、長さや難易度もほどほど。新聞や雑誌に載っているプロの評論家の記事よりとっつきやすい。さっと読むにもじっくり読むにも手頃だ(たまに大長文だったり難しい単語が出てきたりするレビューもあったりするが)。

自分が抱いたのと同じような感想があれば、「なるほど、英語ではこんな風に表現すればいいのか」と、思わずひざを打つような単語や表現に出会うことがある(余談だが、英語の knee-slapping とか knee-slapper は、傑作なジョークについて使う表現だ。日本人がひざをたたくのは感心した時で、そして冗談に腹をかかえて笑う時には英語圏の人はひざをたたく、ということらしい)。

逆に、自分はおもしろいと思った作品なのに、クソミソにけなしている人がいる。「ふうん、そんな見方もあるのか」、でなければ、「こいつわかってないなあ」などと、英語学習を離れても思わずしっかり読んでしまうだろう。

英語については、なぜか大文字を使わず、すべての字を小文字で(例えば I を i というように)書いている文章もあって、「こんな英語を書く人もいるのか」とおもしろく思ったりする(こうした文を見かけるのはオンラインショップのレビューに限らないが)。

また、まれではあるが非ネイティブスピーカーの私にもわかるような、「?」な文を書いているレビューアーもいて、ネイティブだから皆英語がしっかりしているとは限らないという、考えてみればしごく当り前のことにあらためて気づくこともある(日本人と日本語だって同じことだ)。

というわけで、いろいろ楽しめるのがオンラインショップのカスタマーレビューである。そうしたレビューの具体例を引用するのはまずいだろう、というより、学習は何より自発性が大切だ。ぜひ(他人が何と言おうと)自分のお気に入りの作品を、ネイティブスピーカーがどのような英語で評しているか実際に確かめていただけたら、と思う。

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