selfie 「自分撮り」 (オックスフォード版・2013年流行語大賞) [Word of the Year]
年末年始には、英語圏の団体が選定する「今年の言葉」 Word of the Year を見るのが楽しみだが、このうち辞書で有名なオックスフォード社は、早めの11月に結果を発表している。今年選ばれたのは、親しみやすい selfie (自分撮り)という単語だったので、私も例年より早く取り上げてみよう。
- (also selfy) noun (plural selfies) informal
a photograph that one has taken of oneself, typically one taken with a smartphone or webcam and uploaded to a social media website:
occasional selfies are acceptable, but posting a new picture of yourself every day isn’t necessary
Origin: early 21st century: from self + -ie
http://www.oxforddictionaries.com/definition/english/selfie
ということで、以下、オックスフォード辞典のサイトでの発表
http://blog.oxforddictionaries.com/2013/11/word-of-the-year-2013-winner/
から引用するが、同じサイトにある、グラフィックを交えた別のページ
http://blog.oxforddictionaries.com/2013/11/an-infographic-of-selfie/
の方が楽しめそうなので、あわせて参照していただきたい。
この selfie は、2002年9月にオーストラリアで使われた実例までさかのぼることができるそうで、その引用も公式サイトに載っている。しかし広く使われるようになったのは2010年あたりから、そして本当に皆が使うようになったのはここ1年ほどのことだという。
- ... usage of it didn’t become widespread until the second decade of this century and it has only entered really common use in the past year or so.
もちろん、自分で自分の写真を撮ることは昔からあったが(self-portrait という言葉を使っている)、スマートフォンの普及が selfie という言葉の拡大に拍車をかけたのは間違いないようだ。
- It seems likely that this will have contributed at least in part to its increased usage. By 2012, selfie was commonly being used in mainstream media sources and this has been rising ever since.
サイトには今年の使用数を割り出したグラフもついていて、確かに右肩上がりの使われ方をしていることがわかる。
「オックスフォード」の今回の選定はすんなりと決まったということで、
- The decision was unanimous this year, with little if any argument.
- ... selfie was the runaway winner.
- It seems like everyone who is anyone has posted a selfie somewhere on the Internet. If it is good enough for the Obamas or The Pope, then it is good enough for Word of the Year.
と書いている。
最後の文にある if it is good enough for the Obamas or The Pope,... というのはどういうことかと思ったが、ネットで調べたら(私は知らなかったが)、この夏ローマ法王フランシスコが初めて「自分撮り」をした(らしい)というニュースが伝えられ、話題となっていたという。
http://religion.blogs.cnn.com/2013/08/30/could-it-be-the-first-papal-selfie/
そしてオバマ大統領夫妻については、ミシェル夫人が飼い犬といっしょに撮った「自分撮り」の写真を、私も何かで見た覚えがある。
ということで、「オバマ夫妻やローマ法王もすなる selfie といふもの、『今年の流行語』にしても全然オッケー」という感じであろう。
Wikipedia を見たらさらにいろいろな情報が書かれていたので、URLを紹介しておこう。
http://en.wikipedia.org/wiki/Selfie
これまで Word of the Year に選ばれた言葉あるいは候補のいくつかは、一時の流行の終わりそうなものもあったが、この selfie は今後も英語の語彙として定着しそうな気がする。
年明けには、アメリカ英語学会 American Dialect Society が Word of the Year を発表する。どんな単語が選ばれるのか、selfie がやはり選ばれる(あるいは健闘する)のかどうか、今から興味津々である。
(参考記事)
・「ゼロ年代」は英語で何というか
・「2010年」は英語で何と言うか(続・2009年英語流行語大賞)
・結婚式をドタキャン (runaway bride)
- (also selfy) noun (plural selfies) informal
a photograph that one has taken of oneself, typically one taken with a smartphone or webcam and uploaded to a social media website:
occasional selfies are acceptable, but posting a new picture of yourself every day isn’t necessary
Origin: early 21st century: from self + -ie
http://www.oxforddictionaries.com/definition/english/selfie
ということで、以下、オックスフォード辞典のサイトでの発表
http://blog.oxforddictionaries.com/2013/11/word-of-the-year-2013-winner/
から引用するが、同じサイトにある、グラフィックを交えた別のページ
http://blog.oxforddictionaries.com/2013/11/an-infographic-of-selfie/
の方が楽しめそうなので、あわせて参照していただきたい。
この selfie は、2002年9月にオーストラリアで使われた実例までさかのぼることができるそうで、その引用も公式サイトに載っている。しかし広く使われるようになったのは2010年あたりから、そして本当に皆が使うようになったのはここ1年ほどのことだという。
- ... usage of it didn’t become widespread until the second decade of this century and it has only entered really common use in the past year or so.
もちろん、自分で自分の写真を撮ることは昔からあったが(self-portrait という言葉を使っている)、スマートフォンの普及が selfie という言葉の拡大に拍車をかけたのは間違いないようだ。
- It seems likely that this will have contributed at least in part to its increased usage. By 2012, selfie was commonly being used in mainstream media sources and this has been rising ever since.
サイトには今年の使用数を割り出したグラフもついていて、確かに右肩上がりの使われ方をしていることがわかる。
「オックスフォード」の今回の選定はすんなりと決まったということで、
- The decision was unanimous this year, with little if any argument.
- ... selfie was the runaway winner.
- It seems like everyone who is anyone has posted a selfie somewhere on the Internet. If it is good enough for the Obamas or The Pope, then it is good enough for Word of the Year.
と書いている。
最後の文にある if it is good enough for the Obamas or The Pope,... というのはどういうことかと思ったが、ネットで調べたら(私は知らなかったが)、この夏ローマ法王フランシスコが初めて「自分撮り」をした(らしい)というニュースが伝えられ、話題となっていたという。
http://religion.blogs.cnn.com/2013/08/30/could-it-be-the-first-papal-selfie/
そしてオバマ大統領夫妻については、ミシェル夫人が飼い犬といっしょに撮った「自分撮り」の写真を、私も何かで見た覚えがある。
ということで、「オバマ夫妻やローマ法王もすなる selfie といふもの、『今年の流行語』にしても全然オッケー」という感じであろう。
Wikipedia を見たらさらにいろいろな情報が書かれていたので、URLを紹介しておこう。
http://en.wikipedia.org/wiki/Selfie
これまで Word of the Year に選ばれた言葉あるいは候補のいくつかは、一時の流行の終わりそうなものもあったが、この selfie は今後も英語の語彙として定着しそうな気がする。
年明けには、アメリカ英語学会 American Dialect Society が Word of the Year を発表する。どんな単語が選ばれるのか、selfie がやはり選ばれる(あるいは健闘する)のかどうか、今から興味津々である。
(参考記事)
・「ゼロ年代」は英語で何というか
・「2010年」は英語で何と言うか(続・2009年英語流行語大賞)
・結婚式をドタキャン (runaway bride)
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