SSブログ

no-frills wedding 「ジミ婚」 [和英表現]

前回の bare bones から、no-frills を連想した。単語表現集などにも載っていてご存知という方も多いと思う。ひらひらのフリルがない、とは、「余分なものがついていない」「実質本位の」「簡素な」ということになる。

- 1. 余分なサービス抜きの、基本的なサービスだけを提供する
Food and beverage are not covered by the low no-frills air fare.
2. (商品が)ノーブランドの(no-name)
3. 簡単(簡素)である、実質本位の
a straightforward no-fills package of health-care
(ランダムハウス英和大辞典)

いつだったか忘れたが、何かの英文を読んでいて no-frills wedding という表現を目にして、とっさに「これは”ジミ婚”のことではないか」と思った。

その実例をメモしておこうと思っていたら忘れてしまったので残っていないが、ネットで検索してみると結構ヒットがある。個人のブログやコメントが多くて引用しづらいが、新聞のサイトで目にとまった実例としては The Sydney Morning Herald の記事から、

- Where once elopement might have involved escaping through a bedroom window at midnight and running off to marry in secret, nowadays most couples who choose to elope want a small, private, no-frills wedding without the wait, expense and stress of a traditional ceremony.
( ttp://www.smh.com.au/lifestyle/life/forget-the-big-wedding--lets-elope-20121112-29744.html )

elope は「駆け落ちする」。

また Vogue 誌のフォーラムには

- Tiny/no frills wedding - Did you regret it?

という見出しもあった。このように no frills と表記している例もあり、ハイフンを落とす最近の傾向を示しているようにも思う。

ついでに手持ちの和英辞典を見ると、「研究社和英大辞典」だけが「地味婚」の見出し語を掲げていたが、no-frills を使った表現はなく、

- a simple (a modest, an unflashy, an unpretentious) wedding; (our wedding will be) a simple affair.

としていた。確かにこれはこれでいいのだろうが、はなやかなイメージがある結婚式とフリル(がない)という組み合わせのおもしろさには敵いそうにない。

(参考記事)
結婚式をドタキャン (runaway bride) 


nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:資格・学び

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

にほんブログ村 英語ブログへ
にほんブログ村← 参加中です
Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...