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onychophagia 「爪を噛む癖」(nail-biting) と phage 「ファージ」 [単語・表現]

前回出てきた nail-biting に関連してオンライン辞書などを見ていたら、onychophagia という単語があることを知った。「爪を噛む癖」を専門用語でこう言うのだそうだ。覚えても big word で使えなそうにない、というよりそもそも覚えられそうにないが、せっかくなのでメモしておきたい。

- Onychophagia (also onychophagy) or nail biting, is an oral compulsive habit (sometimes described as a parafunctional activity) in children and adults.
( ttp://en.wikipedia.org/wiki/Nail_biting )

「(精神医学)咬爪癖」という訳語が辞書にあるが、「咬爪(こうそう)」は私が使っているパソコンのIMEでは漢字変換されなかった。

日本語は音はわからなくても漢字を見れば意味は何となくわかる。英語ではこうした場合、語源あるいは構成要素を見ればわかる人はわかるのだろう。

ということで辞書でこの単語を引くと、onych- あるいは onycho- は「爪」、-phagia あるいは -phagy は「~を常食とする」という意味であるという記述がある。そこで「爪を噛む癖がある」となるわけである。

ついでに「爪を噛む」から、子どもの「指をしゃぶる」癖を連想したが、その thumb-sucking は以前取り上げた記憶があるので探したら、忘れていたがその時に今回の nail-biting にもちょっとだけ触れていたことがわかった(→ ライナスの親指しゃぶり、および爪を噛む (thumb-sucking, nail-biting))。

今回知ったことをもうひとつ。「爪を噛む人」は onychophage というそうだが、この -phage は「食べつくすもの」「破壊するもの」、また「細胞を壊滅する細胞」の意味を持つという。

これを読んで、生物で「なんとかファージ」という時の「ファージ」が、この phage であることに気づいた。生物学とはまったく縁がない私だが、この言葉を見聞きしたことくらいはある。

- microphage 少食球、少食細胞
- bacteriophage 殺菌ウイルス、バクテリオファージ

母音の発音は -phagia も -phage も /ei/ と二重母音になるようだ。

どうにもやめられない compulsive なクセといえば、もうひとつ「貧乏ゆすり」が頭に浮かぶが、これは以前取り上げたことがあった(→ 「貧乏ゆすり」)(→ 「貧乏ゆすり」、および devil's tattoo という表現

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