on-screen husband「夫の役を演じた」(「アイ・ラブ・ルーシー」) [映画・ドラマと英語]
先日、インターネットラジオで英語の放送を自室に流して聞くとはなしに聞いていたら、"on-screen husband" という言葉が耳に飛び込んできた。映画やテレビでの「配役上の夫」を指しているとすぐにわかったが、on-screen はこういう風に使えるのか、と感心した。
放送をメモしていたわけではなかったので、ネットでちゃんとした実例を探すことにした。検索すると当然のようにいろいろヒットする。もちろん代わりに wife などとしてもいい。
そうした例を引用しようかと思ったが、どうせなら「本当の(実生活での)夫」の表現も並べたい。こちらは real-life husband と言えばいいだろうか。
そう考えていたら、「アイ・ラブ・ルーシー」 I Love Lucy のことが頭に浮かんだ。往年のアメリカのテレビドラマで、主演のルシル・ボール Lucille Ball は実生活での夫デジ・アーナズ Desi Arnaz と劇中でも夫婦を演じていた。
日本で放送された時に私は生まれていなかったが、英語を学ぶようになってから「元祖シットコム」的存在として知り、さらに後にアメリカに行った時に、ケーブルテレビで実際に見ることができた。
他愛のないコメディといえばそれまでだったが、いかにも「古き良きアメリカ」という感じのドラマで、テーマ曲もそうしたイメージにぴったりだ。
前置きが長くなったが、ルシル・ボールと上記2つの表現で検索したら、狙い通りの実例が見つかった。
- ...However, Ball refused to do a husband-and-wife TV show without real-life husband Desi Arnaz playing her on-screen husband. The network reluctantly agreed, reworking the concept into I Love Lucy after Ball and Arnaz took a show on the road to convince the network that audiences would respond.
http://www.lucilleball.net/mfh.html
on-screen husband は、自分からはなかなか使えず、言われば「なるほど」と思う表現ではないかと思うが、手持ちの英和辞典で on-screen を見てもこうした使い方(用例)は載っていなかった。英語圏のオンライン辞書には次のような例文があった。
- Her on-screen husband is also her partner in real life.
(Cambridge English Dictionary)
ついでに、on-screen chemistry という用例もあって、おもしろいと思ったので書き写しておこう。ひとつ目は「ぴったり息があう」という感じだろうか。
- They have an amazing on-screen chemistry and would be just perfect for these roles.
- Their on-screen chemistry turned into off-screen romance and they married over the summer.
(Collins English Dictionary)
余談だが、アメリカの往年のシットコムでもうひとつ有名なのは「奥さまは魔女」だろう。以前、この作品にからんで英語表現を取り上げたことがあるので、付記しておきたい(→ 「奥さまは魔女」とドラマの笑い声 (canned laughter) )。
にほんブログ村
放送をメモしていたわけではなかったので、ネットでちゃんとした実例を探すことにした。検索すると当然のようにいろいろヒットする。もちろん代わりに wife などとしてもいい。
そうした例を引用しようかと思ったが、どうせなら「本当の(実生活での)夫」の表現も並べたい。こちらは real-life husband と言えばいいだろうか。
そう考えていたら、「アイ・ラブ・ルーシー」 I Love Lucy のことが頭に浮かんだ。往年のアメリカのテレビドラマで、主演のルシル・ボール Lucille Ball は実生活での夫デジ・アーナズ Desi Arnaz と劇中でも夫婦を演じていた。
日本で放送された時に私は生まれていなかったが、英語を学ぶようになってから「元祖シットコム」的存在として知り、さらに後にアメリカに行った時に、ケーブルテレビで実際に見ることができた。
他愛のないコメディといえばそれまでだったが、いかにも「古き良きアメリカ」という感じのドラマで、テーマ曲もそうしたイメージにぴったりだ。
前置きが長くなったが、ルシル・ボールと上記2つの表現で検索したら、狙い通りの実例が見つかった。
- ...However, Ball refused to do a husband-and-wife TV show without real-life husband Desi Arnaz playing her on-screen husband. The network reluctantly agreed, reworking the concept into I Love Lucy after Ball and Arnaz took a show on the road to convince the network that audiences would respond.
http://www.lucilleball.net/mfh.html
on-screen husband は、自分からはなかなか使えず、言われば「なるほど」と思う表現ではないかと思うが、手持ちの英和辞典で on-screen を見てもこうした使い方(用例)は載っていなかった。英語圏のオンライン辞書には次のような例文があった。
- Her on-screen husband is also her partner in real life.
(Cambridge English Dictionary)
ついでに、on-screen chemistry という用例もあって、おもしろいと思ったので書き写しておこう。ひとつ目は「ぴったり息があう」という感じだろうか。
- They have an amazing on-screen chemistry and would be just perfect for these roles.
- Their on-screen chemistry turned into off-screen romance and they married over the summer.
(Collins English Dictionary)
余談だが、アメリカの往年のシットコムでもうひとつ有名なのは「奥さまは魔女」だろう。以前、この作品にからんで英語表現を取り上げたことがあるので、付記しておきたい(→ 「奥さまは魔女」とドラマの笑い声 (canned laughter) )。
にほんブログ村
2018-09-05 08:45
nice!(4)
コメント(0)
にほんブログ村← 参加中です
コメント 0