spice of life (マンハッタン・トランスファー) [音楽と英語]
前回の a slice of life からの連想で、響きが似た spice が使われているのが "Variety is the spice of life." という決まり文句である。「変化は人生の薬味」と辞書にある。島倉千代子ではないが、「人生、いろいろあるから面白い」ということか。
a slice of heaven [辞書に載っていない表現]
訪米中の安部総理がブッシュ大統領と会談した。去年、小泉首相の訪米時にも書いたが、ホワイトハウスの公式サイトは、主な会見を映像・音声つきで載せるので便利だ。今回の共同記者会見もさっそく掲載されていたが、会見でブッシュ大統領が使った a slice of heaven という表現について書いてみたい。
タグ:日本の政治
Handful of Soul (Mario Biondi) [ジャズ・クラシック]
ハルバースタム氏の死を悼む [読書と英語]
ジャーナリストで作家の David Halberstam が亡くなった。もうそんな高齢だったか、と思ったら、実は交通事故が原因で、まだ73歳だったと知り、残念な気持ちになった。講演を終えたあと、インタビュー取材に向かう途中だったということで、最後の最後まで仕事に取り組んでいたわけである。
「プチプチ」を英語で何と言うか、および jiffy [固有名詞にちなむ表現]
先日取り上げた iffy と直接の関係はないが、音が似ているので連想したのが jiffy である。
「ちょっとの間」 a very short time, a moment を表す colloquial な単語だ。
「ちょっとの間」 a very short time, a moment を表す colloquial な単語だ。
タグ:-固有名詞にちなんだ表現
if を使った表現をいくつか [単語・表現]
前回取り上げた iffy からの連想で、if が使われた言い回しをいくつか見てみよう。まずは not if, but when である。イディオムとして辞書に載っているわけではないが、"The question is not if, but when." あるいは "It's not a question of if, but when." といった形で、しばしばお目にかかる組み合わせだ。
「微妙」な iffy [単語・表現]
アーサー・ヘイリーの小説 "The Evening News" から、今回は iffy という単語を取り上げてみよう。やはり不確かなことを表す言葉として先日取り上げた chancy や dicey とちょっと似ているといっていいだろうか。
「裏の意味がある」 loaded [単語・表現]
前回 load the dice を取り上げたついでに、load について書いてみたい。「荷を積む」「装填する」「負荷をかける」「悩ませる」の他に、「都合がよくなるように手心を加える」という意味もある。loaded にすれば形容詞として「含みのある」ということになる。日本的なコミュニケーションを表す時にも使えそうな単語だ。
タグ:=英語のトリビア
松坂大輔の愛称 Dice-K をめぐって [単語・表現]
dice についての話を続ける。ボストン・レッドソックスに入った松坂大輔投手が Dice-K というニックネームで呼ばれるようになったことは知っていたが、どうしてこの名がついたのかわからないままだったので、ネットで調べてみた。
ルビコン川で骰子を投げる [名言・ことわざ]
前回、サイコロを表す2つの単語について、「ことわざ・成句以外は単数形の die はまれ」という辞書の記述を紹介したが、連想した名句といえば、やはりカエサル(シーザー)がルビコン川渡河に際して言ったという "The die is cast." である。
chancy [単語・表現]
先日紹介した "The Evening News" のような小説の英語面でのご利益は、硬めの英文にはあまり出てこない、日常的な場面で使われるインフォーマルな単語や表現に触れられることだ。アーサー・ヘイリーのこの小説から、今回は chancy を取り上げてみよう。
「さすが」は英語で何というか [和英表現]
先日読んだアーサー・ヘイリー Arthur Hailey の "The Evening News" は、旅客機が空港に緊急着陸する場面から始まる。炎に包まれた旅客機を空港に居合わせたテレビのクルーが撮影し、そのスクープ映像をすぐさま衛星回線で放送中のニュースに送り込む。そこで目をひいた表現があった。
タグ:日本語
deceptively にだまされるな [注意したい単語・意外な意味]
先日紹介したアーサー・ヘイリーの "The Evening News" に deceptively という言葉が出てきた。使い方・使われ方によっては、まったく正反対の意味になりうる注意すべき単語だが、その点について何ら説明がない辞書もあるのが残念である。
タグ:辞書
dispense という動詞について [注意したい単語・意外な意味]
前回、「(薬を)投与する」という時に administer という動詞が使えると書いたが、dispense も同じように使われる。私が最初に覚えたのは、dispense (with) 「免除する」という、一見反対のようにもみえる意味だった。さらに、「~を分配する」という意味もあり、ちょっとややこしい。
administer という動詞について [注意したい単語・意外な意味]
前回の「往復ビンタ」の実例で使われていたように、administer には、「~を運営する、管理する」のほかに、「(忠告・非難・打撃など)を与える」、また「(薬)を投与する」という意味がある。かくいう私も知識としては理解しているが、自分からはとっさには出て来ない、くやしい動詞である。
タグ:-ラテン語・外来語
「往復ビンタ」を英語でどういうか [和英表現]
アーサー・ヘイリーの "The Evening News" で目にとまった表現について書いてみよう。この小説では、Jessica という登場人物が誘拐されるのだが、犯人グループのひとり(女性)に対して「ここはどこ?」と声をかけるくだりがある。
The Evening News (Arthur Hailey) [読書と英語]
「グリム童話の世界」 [読んだ本]
「ギャグ」ではない gag [注意したい単語・意外な意味]
先日、「つまらぬおやじギャグ」とお断わりしたうえで、花ではない方の「さくら」を英語でどういうかを取り上げた。また前回は choke についても少し触れた。そこで連想したのが gag だが、この単語は「ギャグ」の他に、「声が出せないように口の中に詰めるもの」「さるぐつわ」という意味がある。
「フル・スロットル」と throttle の注意点 [注意したい単語・意外な意味]
先日、fall guy という表現を取り上げた際に触れたドラマ「チャーリーズ・エンジェル」は、ちょっと前に映画として続編が2作つくられた。オリジナルに親しんでいた私も、1作目はまあ楽しめたが、2作目はやや困惑する出来であった。そのタイトル "Charlie's Angels: Full Throttle" から連想したことを書いてみたい。
続々・「ぼけ」と「つっこみ」の英語 [和英表現]
はるか昔、アメリカに滞在した時に "The Fall Guy" というテレビドラマをやっていて、この表現を覚えた。「だまされやすい人」「カモ」、また「(濡れ衣を着せられる)身代わり」ということだが、もうひとつ、「(喜劇の)ぼけ役、からかわれ役、引き立て役」という訳をあげている辞書がある。
タグ:映画・ドラマ
second banana (続・「ぼけ」と「つっこみ」の英語表現) [和英表現]
second banana という表現がある。英和辞典を見ると、「二次的な役割の人、従属的な人」のほかに、「脇役」、また「ぼけ役」という訳が載っている。前回あげた stooge や straight man を使って定義している英英辞典もあった。
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