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spice of life (マンハッタン・トランスファー) [音楽と英語]

前回の a slice of life からの連想で、響きが似た spice が使われているのが "Variety is the spice of life." という決まり文句である。「変化は人生の薬味」と辞書にある。島倉千代子ではないが、「人生、いろいろあるから面白い」ということか。

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a slice of life [単語・表現]

安倍総理との共同記者会見でブッシュ大統領が a slice of heaven という言い回しを使ったことに関連して、 a slice of life という表現について書いてみたい。

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a slice of heaven [辞書に載っていない表現]

訪米中の安部総理がブッシュ大統領と会談した。去年、小泉首相の訪米時にも書いたが、ホワイトハウスの公式サイトは、主な会見を映像・音声つきで載せるので便利だ。今回の共同記者会見もさっそく掲載されていたが、会見でブッシュ大統領が使った a slice of heaven という表現について書いてみたい。

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タグ:日本の政治

Handful of Soul (Mario Biondi) [ジャズ・クラシック]

最近聴いて「当たり」だったジャズ系のCDである。曲のノリ良し、声良し、バックの演奏も良し、部屋で聴くのもいいが、ドライブのお供にもぴったり、ボーカリストの風貌とアルバムの内容とのギャップもびっくりだった。

ハンドフル・オブ・ソウル

ハンドフル・オブ・ソウル

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • 発売日: 2007/07/25
  • メディア: CD

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ハルバースタム氏の死を悼む [読書と英語]

ジャーナリストで作家の David Halberstam が亡くなった。もうそんな高齢だったか、と思ったら、実は交通事故が原因で、まだ73歳だったと知り、残念な気持ちになった。講演を終えたあと、インタビュー取材に向かう途中だったということで、最後の最後まで仕事に取り組んでいたわけである。

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「プチプチ」を英語で何と言うか、および jiffy [固有名詞にちなむ表現]

先日取り上げた iffy と直接の関係はないが、音が似ているので連想したのが jiffy である。

「ちょっとの間」 a very short time, a moment を表す colloquial な単語だ。

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if を使った表現をいくつか [単語・表現]

前回取り上げた iffy からの連想で、if が使われた言い回しをいくつか見てみよう。まずは not if, but when である。イディオムとして辞書に載っているわけではないが、"The question is not if, but when." あるいは "It's not a question of if, but when." といった形で、しばしばお目にかかる組み合わせだ。

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「微妙」な iffy [単語・表現]

アーサー・ヘイリーの小説 "The Evening News" から、今回は iffy という単語を取り上げてみよう。やはり不確かなことを表す言葉として先日取り上げた chancy dicey とちょっと似ているといっていいだろうか。

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「裏の意味がある」 loaded [単語・表現]

前回 load the dice を取り上げたついでに、load について書いてみたい。「荷を積む」「装填する」「負荷をかける」「悩ませる」の他に、「都合がよくなるように手心を加える」という意味もある。loaded にすれば形容詞として「含みのある」ということになる。日本的なコミュニケーションを表す時にも使えそうな単語だ。

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dice を使ったイディオム [単語・表現]

dice の続きである。辞書を見るとこの単語が使われているイディオムは多くないが、その中で面白いと思ったのが load the dice である。

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松坂大輔の愛称 Dice-K をめぐって [単語・表現]

dice についての話を続ける。ボストン・レッドソックスに入った松坂大輔投手が Dice-K というニックネームで呼ばれるようになったことは知っていたが、どうしてこの名がついたのかわからないままだったので、ネットで調べてみた。

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ルビコン川で骰子を投げる [名言・ことわざ]

前回、サイコロを表す2つの単語について、「ことわざ・成句以外は単数形の die はまれ」という辞書の記述を紹介したが、連想した名句といえば、やはりカエサル(シーザー)がルビコン川渡河に際して言ったという "The die is cast." である。

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「さいころ」は die か dice か [注意したい単語・意外な意味]

前回あげた chancy の同義語として頭に浮かぶのが dicey である。何の目が出るかわからないさいころ dice と関係あると思えば覚えやすい。

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chancy [単語・表現]

先日紹介した "The Evening News" のような小説の英語面でのご利益は、硬めの英文にはあまり出てこない、日常的な場面で使われるインフォーマルな単語や表現に触れられることだ。アーサー・ヘイリーのこの小説から、今回は chancy を取り上げてみよう。

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「さすが」は英語で何というか [和英表現]

先日読んだアーサー・ヘイリー Arthur Hailey の "The Evening News" は、旅客機が空港に緊急着陸する場面から始まる。炎に包まれた旅客機を空港に居合わせたテレビのクルーが撮影し、そのスクープ映像をすぐさま衛星回線で放送中のニュースに送り込む。そこで目をひいた表現があった。

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タグ:日本語

deceptively にだまされるな [注意したい単語・意外な意味]

先日紹介したアーサー・ヘイリーの "The Evening News"deceptively という言葉が出てきた。使い方・使われ方によっては、まったく正反対の意味になりうる注意すべき単語だが、その点について何ら説明がない辞書もあるのが残念である。

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タグ:辞書

dispense という動詞について [注意したい単語・意外な意味]

前回、「(薬を)投与する」という時に administer という動詞が使えると書いたが、dispense も同じように使われる。私が最初に覚えたのは、dispense (with) 「免除する」という、一見反対のようにもみえる意味だった。さらに、「~を分配する」という意味もあり、ちょっとややこしい。

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administer という動詞について [注意したい単語・意外な意味]

前回の「往復ビンタ」の実例で使われていたように、administer には、「~を運営する、管理する」のほかに、「(忠告・非難・打撃など)を与える」、また「(薬)を投与する」という意味がある。かくいう私も知識としては理解しているが、自分からはとっさには出て来ない、くやしい動詞である。

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「往復ビンタ」を英語でどういうか [和英表現]

アーサー・ヘイリーの "The Evening News" で目にとまった表現について書いてみよう。この小説では、Jessica という登場人物が誘拐されるのだが、犯人グループのひとり(女性)に対して「ここはどこ?」と声をかけるくだりがある。

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The Evening News (Arthur Hailey) [読書と英語]

The Evening News

The Evening News

  • 作者: Arthur Hailey
  • 出版社/メーカー: Corgi Books
  • 発売日: 1991/02/14
  • メディア: ペーパーバック

アーサー・ヘイリーといえば、私が10代の頃、泣く子も黙るベストセラー作家として名を馳せていた。1990年代後半に最後の小説を出版し、数年前に亡くなったが、あっという間に忘れられていったように思う。そのヘイリーの "The Evening News"(1990年)を読んだ。以下、多少のネタバレがある。

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「グリム童話の世界」 [読んだ本]

幼い子どもがいるおかげで、日本や外国の童話に久しぶりに再会している。私が子どもの時に読んだ装丁そのままで、今も版を重ねている創作童話には、本当に懐かしい気持ちにさせられる。また、いろいろアレンジはされているものの、古典作品は言うに及ばない。

そうした古典のひとつに、グリム童話がある。絵本からディズニーなどの映画、幼稚園での劇の発表まで、さまざまなところで出会う。そんなこともあって、店頭でこの新書が目にとまった。

グリム童話の世界―ヨーロッパ文化の深層へ (岩波新書)

グリム童話の世界―ヨーロッパ文化の深層へ (岩波新書)

  • 作者: 高橋 義人
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2006/10
  • メディア: 新書

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「おやじギャグ」 [和英表現]

前回、「おやじギャグ」からの連想で「ギャグ」という意味ではない gag という単語を取り上げたが、ついでにこの日本語に相当する英単語や表現はあるのだろうかと考えた。

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「ギャグ」ではない gag [注意したい単語・意外な意味]

先日、「つまらぬおやじギャグ」とお断わりしたうえで、花ではない方の「さくら」を英語でどういうかを取り上げた。また前回は choke についても少し触れた。そこで連想したのが gag だが、この単語は「ギャグ」の他に、「声が出せないように口の中に詰めるもの」「さるぐつわ」という意味がある。

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「フル・スロットル」と throttle の注意点 [注意したい単語・意外な意味]

先日、fall guy という表現を取り上げた際に触れたドラマ「チャーリーズ・エンジェル」は、ちょっと前に映画として続編が2作つくられた。オリジナルに親しんでいた私も、1作目はまあ楽しめたが、2作目はやや困惑する出来であった。そのタイトル "Charlie's Angels: Full Throttle" から連想したことを書いてみたい。

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続々・「ぼけ」と「つっこみ」の英語 [和英表現]

はるか昔、アメリカに滞在した時に "The Fall Guy" というテレビドラマをやっていて、この表現を覚えた。「だまされやすい人」「カモ」、また「(濡れ衣を着せられる)身代わり」ということだが、もうひとつ、「(喜劇の)ぼけ役、からかわれ役、引き立て役」という訳をあげている辞書がある。

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second banana (続・「ぼけ」と「つっこみ」の英語表現) [和英表現]

second banana という表現がある。英和辞典を見ると、「二次的な役割の人、従属的な人」のほかに、「脇役」、また「ぼけ役」という訳が載っている。前回あげた stooge straight man を使って定義している英英辞典もあった。

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