stakeholder と「関係者」 [ニュースと英語]
安倍首相のアメリカと中東訪問にあわせて書かれた The Economist 誌の記事を読んだ。首相と日本の外交、エネルギー戦略について広く記述している。従軍慰安婦問題についての安倍発言についても触れているが、アメリカの一部の報道と比べれば、やや落ち着いた姿勢を感じさせるということもできるだろうか。今回はこの記事に出てくる “responsible stakeholder” という表現を取り上げたい。
タグ:国際問題
「高貴な」ではない noble [注意したい単語・意外な意味]
読みかけのノンフィクションもののペーパーバックをぱらぱらめくっていたら、その昔丸暗記した元素周期表 (periodic table of the elements) を載せたページがあった。本文より小さい活字で説明がついている。こうした説明文は面倒くさいのでたいていは飛ばしてしまうが、今回はたまたま目にとまった単語があった。それが noble である。
農水相の自殺は「慙愧に堪えない」? [日本のニュース]
松岡農水相が自殺した。現職閣僚が自ら命を絶つのは戦後初めてということで、やはり驚いた。カネをめぐる疑惑が指摘されていただけに、動機については憶測を呼ぶことと思うが、それはそれとして、ニュースを見ていて気になったのは、安倍総理が記者団に話した、「慙愧に堪えない」というコメントである。
タグ:日本語
blue-light special [辞書に載っていない表現]
前回は "Billary" Clinton について取り上げたが、この語を検索してヒットしたうちのひとつに、The Washington Post 紙の記事があった。その中に、次のようなくだりがある。内容は前回引用した Wikipedia と似ているが、それはともかく、ここに出てくる blue-light special とは何のことだろうか。
タグ:=英語文化のトリビア
Billary Clinton [アメリカ政治]
Hillary の誤記ではない。カタカナなら「ビ」ラリーである。いや、確かにかつてのアメリカのファーストレディーにして現上院議員、そして次期大統領選挙の有力候補者のことではあるのだが。
電子辞書を電車で読む [英語学習]
辞書について話を続ける。いまだに「紙の辞書でなければ本当の学習はできない」といった、電子辞書に否定的な声に接することがある。こう考える人にとって、机に向かってじっくり辞書を引ける環境は当たり前で、私のように、通勤電車が英語に触れる貴重な場となっている学習者がいることなど想像もつかないのかもしれない。
タグ:辞書
トイレで辞書を読む [英語学習]
このところの流れで、辞書について書くことにする。私もかつて「辞書を引かずに多読」派だった。しかしある時、仕事で英語が必要な部署に異動になり考えが変わった。厳しさが違うのである。正しく読み取ること(をめざす姿勢)がいかに大切か。理解したつもりが実は誤解、では重大な結果を招きかねない。
タグ:辞書
「岩波英和辞典」の思い出 [辞書・学習参考書]
先日「オックスフォード英和辞典」(OED)についてのノンフィクション The Professor and the Madman を紹介したが、関連で、OEDを参考に編纂された「岩波英和辞典」の思い出を書くことにしたい。英語学習の初期にお世話になった後に捨ててしまったのだが、後になって何ともったいないことをしたのかと悔やんだ辞書だ。いまは絶版で手に入らない。
The Professor and the Madman (Simon Winchester) [読書と英語]
「事実は小説より奇なり」を地で行くノンフィクションである。最大の英語の辞書「オックスフォード英語辞典」 The Oxford English Dictionary (OED)は、実に70年もの歳月をかけて完成されたが、その編纂を陰で支えた、ひとりの謎の人物に焦点をあてたものだ。
タグ:辞書
「マイナス3キロやせる」 [日本語]
電車に揺られて何の気なしに吊り広告を眺めていたら、ある女性雑誌の記事のこんな見出しが目に飛び込んできた。
「-3kgやせ見え」
( http://dpm.s-woman.net/non-no/0710/index.html?page=1 )
「-3kgやせ見え」
( http://dpm.s-woman.net/non-no/0710/index.html?page=1 )
続・The Evening News から落穂拾い [読書と英語]
アーサー・ヘイリー Arthur Hailey の "The Evening News" から、ちょっと面白いと思った表現をさらにいくつか書き留めておこう。今回は、いずれもテレビに関係ある言い回しである。
にほんブログ村← 参加中です