eponym (人名に由来する単語) [固有名詞にちなむ表現]
the real McCoy という表現を前回取り上げたが、実在・架空の人名に由来する単語を eponym と呼ぶ。荒川静香選手によって知られるようになったフィギュアスケートの「イナバウアー」も、これを編み出した Ina Bauer というスケーターにちなむので eponym といえるはずである。
正真正銘の real McCoy [固有名詞にちなむ表現]
これまで何回か触れたことがある海外ドラマ「スター・トレック」は、いまBSで放送されていて、録画して暇ができた時に見るようにしている。先日見たのは "The Man Trap" という原題のエピソードだった。それにちなんで real McCoy という表現について書いてみたい。このエピソードのノベライズ版がきっかけで覚えたからである。
タグ:スター・トレック
キーボードの配列 (qwerty) [英語のトリビア]
先日ネットで目にした記事で qwerty という単語を知った。「クワーティ配列のキーボード(の)」と辞書にあるが、要は上段左側のキーが q, w, e, r, t, y と並んでいる一般的なキーボードのことである。文字をそのままつなげただけなのが面白い。ITに詳しい人にはおなじみの言葉なのだろう。
タグ:=英語文化のトリビア
「かわす」 duck [英語文化のトリビア]
Artful Dodger の項であげた例文に duckling という単語が出てきたが、duck も dodge と同じく「かわす」「のがれる」を意味する。私がこの単語を印象づけられたのは学生時代のこと、当時のレーガン大統領が狙撃されながらも飛ばした "Honey, I forgot to duck." という冗談だった。
「かわす」 dodge [単語・表現]
Artful Dodger という言葉を取り上げた流れで、今度は dodge について少し見てみよう。先日も書いたように「ドッジボール」という日本語に使われているが、飛んでくる球に当たらないようによけたり逃げ回ったりする様子を思い浮かべると、この単語もイメージしやすいかもしれない。
artful と artless [注意したい単語・意外な意味]
前回 "Artful Dodger" という言葉を取り上げたついでに、artful と artless について書いてみたい。art からの連想で、前者を「芸術性にあふれた」と肯定的、後者を「芸術的でない」と否定的、というように類推すると、誤りになることがあるので注意が必要だ。むしろ逆に考えた方がいい場合がある。
Artful Dodger と Slick Willie [固有名詞にちなむ表現]
辞書は引くだけでなく、読んでみるといろいろ面白い発見があるものだが、先日触れた "Art is long, life is short." にからんで、紙の辞書で art の前後を眺めていたら、artful dodger (または大文字で Artful Dodger) という面白い言葉があることを知った。
タグ:クリントン
「簡潔が肝心」 (Brevity is the soul of wit.) [名言・ことわざ]
brevity について続ける。この単語の説明を辞書で読んでいたら、"Brevity is the soul of wit." という言い回しがあることを知った。
辞書を見ると、
などと説明されている。そこで、ネットで「ハムレット」の原文と、持っている2つの翻訳にあたってみた。
辞書を見ると、
- Intelligent speech and writing should aim at using few words. This proverb comes from the play Hamlet, by William Shakespeare.
- proverb the essence of a witty statement lies in its concise wording and delivery. from Shakespeare’s Hamlet (ii. ii. 90)
などと説明されている。そこで、ネットで「ハムレット」の原文と、持っている2つの翻訳にあたってみた。
「少年老い易く学成り難し」 (brevity) [名言・ことわざ]
ある英単語がラテン語に由来することを知っていると学習の手助けになることがある。そんな例として、brevity という単語を取り上げてみよう。
pigeon-hole 「整理棚」 [単語・表現]
1年前に読んだ "The Professor and the Madman" と同じ著者による "The Meaning of Everything" については取り上げたことがなかったが、あらためて手に取ってみた。面白いと思った単語・表現があるページは端を折って (dog-ear) おいたのだが、そうした単語のひとつ pigeon-hole について書いてみたい。

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