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Don't shoot the messenger. [単語・表現]

前回、「シューテム・アップ」 Shoot 'Em Up という映画のタイトルについて書いたが、shoot のつながりでひとつ表現を取り上げたい。

shoot the messenger を載せている辞書とそうでない辞書があるのは、比較的新しい表現ということだろうか。また、よくありそうな状況に使われるものだが、相当する日本語の決まり文句があるだろうのか、どうも頭に浮かばない。

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「シューテム・アップ」~カタカナの題名について [映画・ドラマと英語]

小さい子供がいるので休日といえばもっぱら家族サービス、なかなか映画館に足を運ぶことができない。仕方がないので、時々新しい映画の題名をネットや雑誌等でぼーっと眺めることになる。最近、「シューテム・アップ」という封切作があるのを見つけ、はて、こんな英語あったっけと首を傾げた。派手な銃撃戦を描いたものだという短い説明を読んで、初めて原題が想像できた。

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誰が見張りを見張るのか (Who watches the watchmen?) [辞書に載っていない表現]

最近出版された「こんなに使える経済学」という新書本を読んでいたら、次のようなくだりがあった。ここから連想したのが、ラテン語に由来する「監視者を誰が監視するのか」という言葉である。手持ちの辞書には載っていないが、英文でもたまに目にすることがある表現だ。

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「ゴールドフィンガー」と Midas touch [007 ジェームズ・ボンド]

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  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
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前回取り上げたゴルディオス王について読んでいたら、その養子はミダス王だとあった。the Midas touch は父親に由来する the Gordian knot よりも有名かもしれない。私はこの表現を、007の "Goldfinger" でシャーリー・バッシー Shirley Bassey が歌った主題曲で覚えた。

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快刀乱麻を断つ (cut the Gordian knot) [固有名詞にちなむ表現]

先日取り上げた cut the umbilical cord と直接の関係はないが、なんとなく連想したのが、cut the Gordian knot という表現である。英和辞典には「難問を一刀両断に解決する」「快刀乱麻を断つ」などと書かれている。

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続・「へその緒」ではない umbilical cord [単語・表現]

「へその緒」ではない umbilical cord の続きである。この言葉は、発射前のロケットにつながっている燃料補給や電気系統のケーブルのことも指す。また、こうしたケーブルを延ばしている発射台近くの塔は umbilical tower、ロケットに各種の作業をするための大型構造物は gantry と呼ばれる。

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「へその緒」ではない umbilical [単語・表現]

先日スペースシャトルについて書いたつながりで、やはりシャトルが出てくる医療サスペンス小説 "Gravity" から、umbilical という単語を取り上げたい。「へその緒(の)」ということだが、他に、名詞として「命綱」「酸素などを供給するケーブル」、また形容詞として「緊密な依存関係にある」といった意味がある。

"Gravity" では、船外活動の場面で tether という名詞といっしょに出てきた。

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クリントンの「不適切な関係」の表現について [アメリカ政治]

前回書いたレーガン大統領に比べて、クリントン大統領の英語は少しわかりにくかった。南部なまりがきついとは感じなかったが、結構早口である。若い頃から弁が立ったといわれるが、それにしてはなぜか印象に残った演説がない。例外が、自分の不倫を認めたテレビ演説で、「不適切な関係」は流行語にもなった。



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タグ:クリントン
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レーガン大統領の英語に学ぶ [アメリカ政治]

前回書いたシャトル事故の演説を含め、レーガン大統領の英語はわかりやすく、文体や音声の面で、日本人には格好の教材だと思うが、なぜかあまり取り上げられないようで、ちょっと不思議である。

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「チャレンジャー」の事故とレーガン大統領の演説 [アメリカ政治]

星出さんが乗ったスペースシャトル「ディスカバリー」の飛行が先日無事終了した。シャトルといえば今も鮮烈に思い出すのは、もう二十年以上も前の出来事となったが、「チャレンジャー」爆発事故である。




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「サイレン」ではない siren [注意したい単語・意外な意味]

この週末に聴いたドビュッシーの管弦楽曲「夜想曲」は3つの曲からなるが、終曲は「シレーヌ」と題されている。美しい歌声で船乗りを惑わして難破させてしまう水の精のことで、「セイレーン」とも呼ばれる。siren の由来でもあるが、ここから連想した表現 siren call について書いてみたい。

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sixth column [数にちなむ表現]

このところ、fourth estate、fifth estate、そして fifth column といった表現について書いてきたが、「では sixth column はないのだろうか?」という単純な疑問が頭に浮かんだ。手持ちの英和辞典を見たら、本当にこの表現が載っていた。

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fifth column の新しい意味 [数にちなむ表現]

前回の fifth estate からの連想で、スペイン内乱に由来するという「第五列」 fifth column について書いてみたい。敵と内通し破壊活動をする国内の集団のことで、以前取り上げたことがある enemy within にちょっと似ているが、911テロ以降、使われる対象や意味が広がっているようだ。

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第五身分とは何か (fifth estate) [数にちなむ表現]

前回 fourth estate を紹介したが、ひとつ数が大きい fifth estate という表現もある。手元の英和辞典を見ると、「労働階級など」としているもの、また「通常、体制に批判的な知識人層を指す」と説明しているものがあって、定まった共通認識がないらしいことがうかがえる。

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第四身分とは何か (fourth estate) [数にちなむ表現]

かつて世界史の授業で、 フランス革命にからんで Abbe Sieyes の「第三身分とは何か」(英訳 "What is the Third Estate?") について習った。数の上では圧倒的多数ながら一番身分の低い平民階級 commoners のことだそうだ。そして現代では、the fourth estate という表現を見ることがある。これは何を指すのだろうか。

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presumptive nominee 「指名が確実になった候補者」 [アメリカ政治]

外国語を学んでいて難しい(と同時に面白い)のは、ある言語で一語で済んでしまう事柄が、別の言語ではいくつかの言葉を使わないと的確に表現できない場合があることだ(そして、その逆もありうる)。そこで連想したのが、アメリカ大統領選挙の英文記事で時おり目にする presumptive という形容詞である。

私が最近読んだ記事から抜き書きしてみよう。

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タグ:オバマ
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「生物と無生物のあいだ」 [読んだ本]


生物と無生物のあいだ (講談社現代新書)

生物と無生物のあいだ (講談社現代新書)

  • 作者: 福岡 伸一
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2007/05/18
  • メディア: 新書

話題になっているので手に取ったが、個人的にはどう評したらいいのか困る本であった。よく理解できない部分と、引き込まれるようにして読んだ部分との落差が大きすぎる。また著者も、名文家なのか、ある種気取った文章を書くだけの人なのか、どちらともいえるようで、正直よくわからなかった。

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「筋金入り」その他 [単語・表現]

前回の dyed-in-the-wool に出てきたのと同じ発音を持つ部分があり、やはり同じような意味を持つ単語として diehard (die-hard)が頭に浮かぶ。私自身は、ブルース・ウィリス Bruce Willis 主演の映画「ダイハード」 Die Hard の1作目に関連して覚えた単語である。

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筋金入りの dyed-in-the-wool [単語・表現]

前回は「筋金入り」を表す card-carrying という表現について書いたが、ついでに頭に浮かんだのが dyed-in-the-wool という表現である。「会員証の持ち主」の前者に対して、こちらは「織る前に糸のまま染めると色落ちしない」ということらしく、「染まりきった」「生え抜きの」「根っからの」という意味になる。

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筋金入りの card-carrying [単語・表現]

オバマ議員が民主党候補の指名を確実にした。先日はケネディ議員について書いたばかりだが、アメリカの政治ということで連想したのが card-carrying という単語である。「会員証を持っています」ということから、「正式の会員(党員)である」、「正規の」、さらに「心酔した、傾倒した」といった意味になる。

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ケネディ議員の脳腫瘍報道を読んで [アメリカ政治]

生きている人の死を語ることは、日本では不謹慎あるいは非常識と受け取られると思うが、先日、アメリカのケネディ上院議員に悪性の腫瘍が見つかったことを報じる英文記事を読んでいたら、こうしたことがかなりはっきりと書かれていたので、ちょっと驚いた。

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「ジャパン」と「ニッポン」(exonym) [固有名詞にちなむ表現]

前回取り上げた eponym と響きが似た単語に exonym がある。これは、地名に関する「言葉についての言葉」で、「現地音とは違う、外国人がつけた地名」のことを指すという。逆に、自国人が呼ぶ地名を autonym (あるいは endonym) というのだそうだ。

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