Kilroy was here.「キルロイ参上」と Mr.Chad [英語文化のトリビア]
このところ chad について書いているが、辞書には大文字で始まる Chad も載っている。アフリカの国のほか、第二次大戦中に人気があったイギリスの漫画の登場人物を指すという。塀の上から顔を出している男、という説明を読んで、かつてアメリカで見た "Kilroy was here." という落書きを連想した。
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chad の由来について [単語・表現]
chad についての短い続きである。前々回、この単語を取り上げようと思ったのは chaff からの連想だと書いたが、由来について「リーダーズ英和辞典」は、まさに「chaff からか」としている。興味を持ったので少し調べてみた。
chad の複数形は何か [英語のトリビア]
chad をめぐってさらに続ける。Wikipedia の記事を読んでいたら、次のように "Chad were..." という文があるのに気づいた。このオンライン事典は一般の人が執筆できるのが特徴だが、そのせいか間違いも見かける。今回は内容についての疑念ではないが、単純な -s のつけ忘れ、あるいは was の誤りなのだろうか。
タグ:文法・語法
続・chad および pregnant [注意したい単語・意外な意味]
chad にはいくつか種類があるそうで、例えば次のサイトに詳しい記述がある。
http://www.macmillandictionaries.com/wordoftheweek/archive/041101-chad.htm
http://www.wordspy.com/words/chad.asp
http://www.macmillandictionaries.com/wordoftheweek/archive/041101-chad.htm
http://www.wordspy.com/words/chad.asp
紙に穴をあけた時に出るくず (chad) [単語・表現]
先日取り上げた chaff 「もみ殻、わらくず」から chad という単語を連想したので少し書いてみたい。この一語だけで「テープやカードに穴をあけた時に出るくず」を意味するのが面白い。辞書には訳語として「穿孔くず」のほか「チャド」があげられていて、そのままのカタカナ語として使っている分野・業界があるようだ。
国内初の新型ウイルス感染をめぐって [ニュースと英語]
前回の関連で余談だが、先週、高校生に国内初の新型ウイルス感染が疑われた。この日私は会社の夜勤当番で、帰宅してテレビをつけたら入って間もないこのニュースをやっていて、結局未明の舛添厚生労働大臣の会見中継までずっと見ていたが、どうも気になることがあった。
「豚」インフルエンザと「パンデミック」のことなど [ニュースと英語]
新型インフルエンザの脅威が現実のものとなった。警戒されていた鳥ではなく豚に由来するもので、英文メディアには swine flu という言葉が踊っている。しかし世界保健機関 the World Health Organization のサイトを見ると、4月末から、この言葉ではなく influenza A (H1N1) と呼んでいることがわかる。
「倒れるぞ~!」(Timber!) [和英表現]
前回取り上げた plank についての Online Etymology Dictionary の定義に timber が出てきた。「材木」を指して主にイギリスで使われるほか「立木」を意味する単語だが、木を切り倒す時に周囲に注意を呼びかける時のかけ声でもある。
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