marginal note 「欄外の注」 (「詳註版シャーロック・ホームズ全集」) [シャーロック・ホームズ]
「不思議の国のアリス」の詳註本 The Annotated Alice について前回書いたが、私がすでに持っている annotated 本といえば「シャーロック・ホームズ全集」である。
The New Annotated Sherlock Holmes 150th Anniversary: The Short Stories (2 Volume Set)
- 作者: Arthur Conan, Sir Doyle
- 出版社/メーカー: W W Norton & Co Inc
- 発売日: 2004/11/30
- メディア: ハードカバー
annotated 「注釈をつけた」(「詳註版・不思議の国のアリス」) [読書と英語]
「不思議の国のアリス」と「鏡の国のアリス」を1冊にした The Annotated Alice がネット書店から届いた。このように "annotated" が題名にあると、詳しい注釈をつけた本であることがわかる。
(not) case-sensitive 「大文字・小文字を区別(しない)」 [単語・表現]
Google の頭文字を小文字にして動詞化した google について前回触れたが、小文字・大文字(特に活字)は lower (upper) case というので、その連想で case-sensitive という言葉を取り上げたい。
新語 ungoogleable 「ググったけど見つからない」をめぐって [辞書に載っていない表現]
前回紹介した "Learning English" とならんで私が気に入っているBBC内のサイトが、硬軟取り混ぜた話題を載せた "Magazine" である。英語にからんで最近おもしろかったのが、ungoogleable という言葉をめぐる記事だった。
おすすめのネット英語講座 "BBC Learning English" [英語学習]
ラジオ・テレビの英語講座について前回書いたが、一定のレベルに達したら、こうした講座を離れ、どんどんナマの英語に触れるべきだろう。ある番組(講師)命、というのは動機づけとしてはいいが、何事も上をめざすには背伸びが必要だ。
タグ:ラジオ・テレビの英語講座 -発音
「基礎」とは思えない「基礎英語1」 [英語学習]
昔の「NHK基礎英語」の思い出について前回書いたが、ふと今の講座がどうなっているか興味を持ち、本屋で4月号のテキストを見たら驚いた。開講の月なのに、「基礎」とは思えないような高度な内容だったからだ。
NHK ラジオ 基礎英語1 CD付き 2013年 04月号 [雑誌]
- 作者:
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2013/03/14
- メディア: 雑誌
タグ:ラジオ・テレビの英語講座
「ウェオ・アイム・ステオ・イン・マイ・アアリイ・サーリース」 (dark L と clear L) [発音]
「ワーラー」「ベラー」のように聞こえる発音について先日書いたが、たまたま立ち寄った古本屋で、こうした「耳で聞こえた通りの英語のカタカナ表記」で印象に残っている本に久しぶりに出会った。山口瞳の「江分利満氏の優雅な生活」という小説である。
タグ:ラジオ・テレビの英語講座 和書
kiss of life 「起死回生」 [単語・表現]
前回 the kiss of death を取り上げたが、死といえば生、そこで the kiss of life について短く書く。主にイギリスで使われ、「口移しの人工呼吸法」ということだが、「生気を取り戻させるもの」という比喩的な意味もある。
kiss of death 「命取り」 (「007 ゴールドフィンガー」) [007 ジェームズ・ボンド]
このところ続けて面白い英語表現を拾っている007の映画「ゴールドフィンガー」については、かなり前に、主題歌に出てくる表現 midas touch を取り上げていたが、この名曲からもうひとつ、the kiss of death に触れておきたい。
close shave 「深ぞり」「危機一髪、命拾い」 (「007 ゴールドフィンガー」) [007 ジェームズ・ボンド]
前回紹介した映画「ゴールドフィンガー」の場面には、敵側の女がジェームズ・ボンドに対して close shave という言葉を言うところがある。「007名セリフ集」といった海外のサイトもこぞって採用している。
「ここはどこ?」に "Where is here?" が使われた例 (「007 ゴールドフィンガー」) [007 ジェームズ・ボンド]
今回も007の映画「ゴールドフィンガー」から。「ここはどこ?」は "Where am I?" ということは学習の早い段階で学ぶだろうが、誤りと教えられるはずの "Where is here?" がこの映画に出てきた。
template 「基本パターン」「モデル」「ひながた」 (「007 ゴールドフィンガー」) [007 ジェームズ・ボンド]
雨とあって、家で「007 ゴールドフィンガー」のDVDを観た。そのあとで、前回書いた「カスタマーレビュー学習」の実例を、とアマゾンでこの映画について読んでみたところ、目にとまったのが template 「ひながた」を使った文だった。
ゴールドフィンガー(デジタルリマスター・バージョン) [DVD]
- 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
- メディア: DVD
Amazon の「カスタマーレビュー」で英語を学ぶ [英語学習]
新年度・新学期を迎えたので、英語学習のヒントについて書こう。手頃なリーディングの材料になると私が思っているのが、Amazon.com に載っている本や音楽、映画などのカスタマーレビューである。もちろん他のネットショップや商品でもいい。
「たぶん」を意味する I think [注意したい単語・意外な意味]
何の変哲もない I think には、実は注意したい使い方がある。何回か取り上げたフレドリック・ブラウンの短編 The Star Mouse に、それを思い起こさせるくだりがあったので書き留めておきたい。
distill 「にじみ出る」「(良い物を)抜き出す」「まとめる」 [単語・表現]
「液体の移動」にからんだ表現の続きである。前回の instill と対といえるのが distill だ。意味も対で、「徐々に出てくる」「(本質的なもの)を取り出す」ことを表す。アルコール好きの私は「酒の蒸留」の方をまず思い浮かべてしまうが。
instill 「(考えを・人に)徐々に吹き込む・植えつける」 [単語・表現]
このところ液体にからんだ表現を毎回取り上げているが、今回頭に浮かんだのは instill である。本来の意味から転じて「思想、感情などを注ぎ込む」ことを表す。染め上げる相手を目的語にすることもできる。
タグ:アイザック・アシモフ
trickle down 「したたり落ちる」、trickle-down theory 「トリクルダウン理論」 [単語・表現]
先日に続いて液体にからんだ表現を。trickle down は、アメリカのレーガン大統領が進めた「レーガノミクス」で「トリクルダウン理論」が賛否を呼び、当時これで覚えた。私の世代ではおなじみという人が多いのではないか。昨今の「アベノミクス」もこの色彩が濃い。
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