kick the bucket 「死ぬ」、bucket list 「死ぬまでにやっておきたいこと」 [単語・表現]
前回は Redshirts というSF小説から buy the farm というスラングを取り上げたが、同じく「死ぬ」を表すインフォーマルな言葉といえば、私が頭に思い浮かべるのは kick the bucket である。
buy the farm 「死ぬ、命を落とす」 [単語・表現]
先日紹介したSF小説 Redshirts で拾った表現をもうひとつ取り上げよう。スラング系の言葉には関心の薄い私だが、今回の buy the farm は、「農場を買う」という直訳からは想像もつかない「死ぬ」という意味で、どうしてそうなるのか興味を持ったのである。
Kjell という名前の読み方について (「ソユーズ」が宇宙ステーションに到着) [発音]
油井亀美也宇宙飛行士らが国際宇宙ステーションに無事到着して5か月間におよぶ滞在を始めた。ウェブで英文記事を読んでいたら、「ソユーズ」に乗ってステーションに行ったクルーの一人であるNASAの宇宙飛行士が Kjell Lindgren という名前であることを知った。
この Kjell を目にして、三十年ほど前の学生時代、初めてアメリカを訪れた時のことを思い出した。
この Kjell を目にして、三十年ほど前の学生時代、初めてアメリカを訪れた時のことを思い出した。
タグ:科学・技術
trickle 「ちょろちょろとした流れ」 (冥王星に探査機が到達) [ニュースと英語]
このブログを始めた頃、冥王星が惑星から準惑星に降格になり、dwarf planet や動詞になった pluto といった言葉を取り上げたことがあった。探査機が冥王星に向かっていることにも当時触れたが、あれから10年近く経って最接近 flyby に成功し、このほど人類史上初の近接画像を送ってきた。
タグ:科学・技術
「強行採決」の英語 (安保関連法案が衆議院通過) [日本のニュース]
安保法案の採決を報じる英文記事をネットで探していくつか読んだ。「こういうことは英語でこう言えばいいのか」という勉強にもなったが(とはいえ、そうした表現をなかなかすらすらと操れるようになれないのが残念だ)、今回は短くて覚えやすい「強行採決」を表す英語をまとめてみよう。
Famous last words! 「そんなわけないだろ」「よくいうよ」 [単語・表現]
その昔、外国人同士の会話を近くで聞いていて出会った表現である。間違いなく "Famous last words." と言っていたが、やさしい単語ばかりなのに何のことかわからない。あとで辞書を引いて、まとまった言い回しだと知った。前回話題にしたSF小説 Redshirts にも出てきたので、取り上げてみよう。
「技術的に」ではない technically [注意したい単語・意外な意味]
かなり前に redshirt というアメリカ語を取り上げたことがある(→「やられ役」を英語で何という?)。SFテレビドラマ「スター・トレック」に由来する。
ピンチの時に死ぬのは決まって保安部という部署(赤い制服)に所属する”その他大勢”の隊員で、レギュラー俳優陣が演じる上級士官は絶対に死なない。当然とはいえ理不尽なこの設定を利用した、その名も Redshirts というSF小説があり、先日読了した。
この作品に、「技術的に」と直訳しては意味をなさない technically の実例が複数出てきた。よく見聞きする使い方なのでご存知の方も多いだろうし、自分もこのブログですでに取り上げたと思っていたが、過去のエントリを検索したら記憶違いでそうではなかったので、今回の本をきっかけに書いてみよう。
ピンチの時に死ぬのは決まって保安部という部署(赤い制服)に所属する”その他大勢”の隊員で、レギュラー俳優陣が演じる上級士官は絶対に死なない。当然とはいえ理不尽なこの設定を利用した、その名も Redshirts というSF小説があり、先日読了した。
この作品に、「技術的に」と直訳しては意味をなさない technically の実例が複数出てきた。よく見聞きする使い方なのでご存知の方も多いだろうし、自分もこのブログですでに取り上げたと思っていたが、過去のエントリを検索したら記憶違いでそうではなかったので、今回の本をきっかけに書いてみよう。
Redshirts: A Novel with Three Codas
- 出版社/メーカー: Tor Books
- 発売日: 2012/06/05
- メディア: Kindle版
ambidextrous 「右左どちらも利き手、両手が利く」 (刑事コロンボ「指輪の爪あと」) [刑事コロンボ]
雨の週末は家にいて、往年のTVドラマ「刑事コロンボ」第1シーズンの傑作「指輪の爪あと」 Death Lends A Hand をDVDで観た。中学生の時に、確かこの原題のおかげで lend a hand という表現を覚えたはずで、思い出深いエピソードだ。また、英語版を観るようになってからは ambidextrous を知った作品でもある。
・・・と書いてみたが、実際には「へえ、こんな単語があるんだ」と感心したものの、じきに記憶から去り、忘れたままになっていた。久しぶりに鑑賞して再会したので、今回ここで取り上げることによって、「今度こそ」と定着を図りたいと思う。
・・・と書いてみたが、実際には「へえ、こんな単語があるんだ」と感心したものの、じきに記憶から去り、忘れたままになっていた。久しぶりに鑑賞して再会したので、今回ここで取り上げることによって、「今度こそ」と定着を図りたいと思う。
Lionesses 「なでしこイングランド」 (女子サッカーワールドカップ) [英語文化のトリビア]
イングランド版「ドーハの悲劇」といったら大げさだろうか。押し気味で迎えた後半、終了間際のアディショナルタイム。しかもまさかのオウンゴールで敗退とあって、イングランドとそのファンにとっては信じられない展開であり、衝撃であっただろう。
「心肺停止状態」は英語で何といえばいいのか [和英表現]
新幹線での焼身自殺の巻き添えで女性が心肺停止状態になり、その後死亡した。何ともいたましく、腹立たしい出来事だが、この「心肺停止状態」は、事故や災害があるとよく耳にする言葉だ。英語では何というのだろうか。
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