once bitten, twice shy #2 (「ラスト・クリスマス」のジョージ・マイケル死去) [音楽と英語]
名曲 Last Christmas を歌った George Michael がまさにクリスマスの日に死去したと報じられ、驚いた。私が学生だった頃デュオの Wham! として次々とヒットを飛ばしていて、大ファンというわけではないが強い印象が残っている。「ラスト・クリスマス」は聞いてすぐ、「これはクリスマスソングの新しい定番になるな」と思った記憶もある。
ウェブスター版「今年の言葉」 surreal の選定をめぐるシュールな展開 [Word of the Year]
各団体による「今年の英単語」選定の時期がやってきた。すでに発表されて日本でも紹介された言葉もあるが、それとは別に私が結果を見守っていたのが、利用者の検索数で決まる Merriam-Webster の選定である。少し前の時点では fascism が有力となっていて、これを阻止するための呼びかけがされるという異例の展開を見せていたからだ。
男女を区別しない敬称 Mx は広まるか? [辞書に載っていない表現]
先日、「男女を区別しない ze は広まるか?」として、性別を問わない代名詞について書いたが、似ているのが Mx. である。Mr. と Mrs. そして Ms. をひっくるめたもので、ze よりも話題になることが多いと思うが、 gender-neutral, gender-free の趨勢を反映している点で共通している。
男女を区別しない代名詞 ze は広まるか? ~ they の単数形をめぐって [辞書に載っていない表現]
男女どちらにも使える代名詞 ze を初めて見たのは何かの記事だったが、お遊びの言葉と思ったのか、調べもせず記憶にも残らなかった。先日、この言葉をめぐるちょっとおもしろいニュースを読み、「そういえば前に目にしたことがある」と思い出したので、取り上げてみよう。
flying blind 「何かに頼らずに行動する」 (トランプ氏、毎日のブリーフィングを断る) [アメリカ政治]
トランプ次期大統領で注目を集めているのは閣僚人事だが、あわせてニュースになっていたのが、情報機関による日々のブリーフィングを断っていることだ。これについてオバマ大統領が "flying blind" とコメントしていて、うまい言い方をするものだな、と思った。
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f-bomb 「汚い言葉、罵詈雑言」とトランプ次期大統領 [辞書に載っていない表現]
先日取り上げた expletive からの連想だが、これと同じようにトランプ氏の登場後よく目にする感がある言葉が f-bomb である。特徴のある単語を最初の1文字プラス -word と表記することがあり、代表的といえるのが下品な言葉を表す f-word だが、word の代わりに bomb を使って同じく f*** を表している。大文字の F の場合もある。
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トランプ登場で増えた expletive 「伏せ字」 [英語のトリビア]
トランプ氏がアメリカ大統領選挙に立候補して以来、目にすることが増えたように感じるのが expletive である。「虚辞」「補充語句」という用語が辞書に載っているが、この他に「罵り言葉」も指す。そして、そのまま引用するのが憚られる言葉が使われた際、この単語に置き替えて表現することがある。
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