holier-than-thou「エラそうな」「人を見下したような」 [単語・表現]
前回の braggadocio から連想した言葉として holier-than-thou について書いておきたい。thou は you の古語だが、現代英語の表現で目にするとしたら、この言葉くらいではないかと想像する。
braggadocio「大言壮語」「ふんぞり返った態度」 [ラテン語・外来語]
今回取り上げる単語も、以前読んだビリー・ジョエルの伝記から実例を紹介したい。braggadocio は brag 「自慢する」に関係があるのでは想像がつきそうだが、その通りで、「大言壮語(をする人)」「自慢屋」「ほら吹き」「横柄な態度」を指す。
term of endearment ~親しい人への呼びかけ("honey" など) [英語文化のトリビア]
前回の diminutive「愛称」からの連想だが、term of endearment という言葉がある。親しい人に対して使う honey や sweetheart、また baby や darling といった、親愛の情を込めた呼びかけなどを指す。
diminutive 「愛称」(ビリー・ジョエル「ピアノ・マン」) [音楽と英語]
以前読んだビリー・ジョエルの伝記で拾った言葉をもうひとつ紹介しよう。diminutive は言語の専門家でない私には無縁に見える単語だが、この本で知って「なるほど」と思ったので、取り上げてみたい。
ネイティブをも困らせる beg the question という表現 [注意したい単語・意外な意味]
前回の incognito にあげた実例に beg the question という表現が出てきた。beg は「請う、頼む」ということなので、「質問を投げかける」というような意味だろう、と考える人が多いのではないかと思う。
実はこの表現、ちょっと注意が必要である。
実はこの表現、ちょっと注意が必要である。
incognito「お忍びで」、incognito mode「シークレットモード」 [ラテン語・外来語]
前回の terra incognita から連想した incognito という単語を取り上げよう。「(変装や変名を使うなどして)他人にわからない形で」「正体を隠して」ということだ。「お忍びで」という訳も辞書にあり、なるほどと思う。
タグ:音楽
terra incognita 「未踏の地」「未知の分野」 [ラテン語・外来語]
前回の terra firma からの連想で、もうひとつラテン語由来の言葉 terra incognita を取り上げたい。 recognition や cognizant などの単語から「認識」に関係があると類推できるが、「知覚されていない土地」、つまり「人跡未踏の地」を指す。比喩的に「未知の領域」「未開拓の分野」の意味もある。
terra firma 「大地」「陸地」 [ラテン語・外来語]
moonshot 「壮大なプロジェクト」(続・英誌「エコノミスト」の言葉遊びがおもしろい) [英語文化のトリビア]
英誌 The Economist は「おっ」と思わせる言葉遊びをすることがあるので楽しめる、と少し前のエントリに書いたが(→こちら)、いつも立ち寄る図書館に入荷していた最新号でも、そうした例を見つけることができた。
tough love「愛のムチ」 [単語・表現]
前回の poster boy で掲げた実例に出てきた AA (Alcoholics Anonymous) という団体については、以前取り上げたことがあると書いたが、そこから連想した tough love という表現を取り上げたい。

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