「食べ放題」 all-you-can-eat [和英表現]
通信料金の「定額制」「従量制」の英語について前回書いたが、さらにネットを眺めていたら、「定額制」を all-you-can-eat data offering と表現している記事があった。
「定額制」「従量制」 [和英表現]
少し前のパソコン雑誌を読み返していたら、アメリカでは通信の使い放題が崩壊して定額制から従量制の課金に移行する動きが出ているという記事が目にとまった。
この「定額制」や「従量制」課金は、英語で何といえばいいのだろうか。気になったので電子辞書を開いてみた。
この「定額制」や「従量制」課金は、英語で何といえばいいのだろうか。気になったので電子辞書を開いてみた。
「偶然にしては・・・」 [和英表現]
小説 The Reluctant Fundamentalist (Mohsin Hamid) に次のような文があった。「タイヤのパンクが、単なる偶然にしてはあまりに度重なって起きた」(偶然であるはずがない)ということだろうが、too often for it to be mere coincidence という言い方がおもしろい。
「人の波に逆らって歩く」 [和英表現]
日本が舞台の Barry Eisler の小説 "Rain Fall" で目についた英語をもうひとつ。渋谷駅で電車から大勢の人が降りてくる中、自分はそれに乗ろうと難儀して歩いている状況を次のように表現していて、おもしろいと思った。
イッキ飲み (chug-a-lug, binge) [和英表現]
酒にまつわる英語について続ける。私が学生の時に普通に行われていた「イッキ飲み」は、今も若い人たちの間で続いているのだろうか。英語では drink down とか drink off といった一般的な単語でも表すことができるようだが、私がかつて作っていた学習ノートを見返したら chugalug (chug-a-lug) とか binge drinking という言葉がメモしてあった。
タグ:酒にちなんだ表現
「オマージュ」という名の「ぱくり」 [和英表現]
小説やアニメなどで、flag から来た「フラグ」というカタカナ語が「伏線」という意味で使われているらしいと先日書いたが、こうした分野のサイトを見ていて面白いと思ったカタカナ語はほかにもある。「オマージュ」がそれである。
「ねずみ講」は Ponzi scheme か [和英表現]
「倒れるぞ~!」(Timber!) [和英表現]
前回取り上げた plank についての Online Etymology Dictionary の定義に timber が出てきた。「材木」を指して主にイギリスで使われるほか「立木」を意味する単語だが、木を切り倒す時に周囲に注意を呼びかける時のかけ声でもある。
タグ:=英語文化のトリビア 辞書
「ヒヤリ・ハット」とその英訳 [和英表現]
CDやDVDを「焼く」と burn [和英表現]
閣僚の「身体検査」の英訳 [和英表現]
再び、少し前に読んだオバマ氏についての英文から。副大統領候補の選考を描いた Newsweek 誌の記事である。この部分を読んで頭に浮かんだのは「身体検査」という日本語だ。もちろん文字通りの意味ではなく、日本の首相が閣僚候補者に対し、不祥事の火種がないかを確かめる事前の身辺調査のことである。
「井戸端会議」あれこれ [和英表現]
前回の shoot the breeze と同じ意味を持つのが shoot the bull である。この bull は「むだ話」「ナンセンス」と取ったほうがしっくりくるように思う。bullshit から来たのかと思ったが、「ジーニアス大英和辞典」には「古フランス語 boule (ばかばかしい冗談)より」とあって、牛の bull とは由来が違うらしい。
タグ:-ラテン語・外来語
「どこまでを~どこからが~」を英語でどういうか [和英表現]
初歩的な単語が使われているためか、辞書やイディオム集には載っていないものの、時おり見聞きするまとまった言い回しがある。前回取り上げたSFユーモア小説「火星人ゴーホーム」 Martians, Go Home にも、そんな例と思われる表現が出てくるので、引用しよう。
タグ:SF
「アメリカがくしゃみをすれば日本はかぜをひく」 [和英表現]
sneeze からの連想を続ける。昨今のサブプライムローン問題や株安の連鎖を見ていると、アメリカのくしゃみはやはり凄い風圧を持つようだ。この「アメリカがくしゃみをすれば日本はかぜをひく」式の言い回し、内容は日本独自のものと思うが、表現のパターンとしてはちゃんと英語にある。
タグ:名言・ことわざ
「切りのいい数字」「キリ番」 [和英表現]
前回取りあげた -odd という表現の説明として used in combination with a round number とあった。日本語でも同じように「丸い(丸めた)数字」というのが面白い。偶然なのか、それとも外国語の影響を受けたものなのか。ついでなので、この round について短く書いてみたい。
タグ:-数にちなんだ表現
「~歳の大台に乗る」「~歳に手が届く」 [和英表現]
前回に続いて、年齢にからんだ表現を、自分の学習ノートにメモしてあった例からさらにいくつかあげることにする。まず hit [reach] the big (six)-oh という言い回しである。six-oh というのは一例で「60(歳)」の意味、十の位の数字が入る。「40歳」なら forty-oh になる。
「~歳の坂を越す」 [和英表現]
先日 the better part of という表現について書いたが、ここから頭に浮かんだのが on the right side of (the specified age) という、年齢についての言い回しである。「~歳前の、~歳未満で」 という意味になる。right の代わりに、better, bright, green, sunny などの形容詞を使ってもいいようだ。
「皆さんは別」 present company excepted [和英表現]
前回のエントリで「皆様は別」という言葉を書いたが、それから連想した英語表現をひとつ。
「ここにいる皆さんは例外ですが」と断って何か批判的なことを言う際に、present company excepted という表現がある。
「ここにいる皆さんは例外ですが」と断って何か批判的なことを言う際に、present company excepted という表現がある。
「貧乏くじを引く」 [和英表現]
先日、福田総理が英語でどう形容されているかについて表現を列挙したが、福田さん絡みの他の英文を読んでいたら、ほぼ1年前に取り上げた単語 straw を使った表現が目に留まったので、短く書いておくことにする。「貧乏くじを引く」を意味するものである。
「お友だち内閣」「仲良しクラブ」~安倍首相にちなむ英語表現 [和英表現]
以前、相次いだ閣僚の失言がどう英語に訳されているかを調べて取り上げたことがあった。その際、安倍内閣に対する「仲良しクラブ」という批判の英訳を見つけたので、ついでに書いておいた。その後、類似の表現も目にしたので、そのうちにこちらも調べてまとめてみようかと思っていたら、安倍総理が辞任を表明してしまった。時機を逸してしまったが、せっかくなのでやってみることにした。
タグ:日本の政治
「職を賭す」~安倍首相にちなむ英語表現 [和英表現]
安倍総理の辞任をめぐって、このところ英語以外のことばかり書いてきた。そこで少しは英語について勉強しようと、最近読んだ安倍氏関連の英文記事から、辞任表明のわずか数日前に総理が述べた「職にこだわらない」や「職を賭す」が、どう表現されていたかを抜書きしてみた。文を列挙した単純なものだが、同じ内容を言い換える上で多少なりとも参考になればと思う。
「泡沫候補」 [和英表現]
前回、アメリカ大統領選の討論会で、クリントンとエドワーズ両候補が交わした「弱小候補は討論会に不要」と受け取れる私的な会話がマイクを通じて流れた open mic 騒ぎを紹介したが、これを報じる記事の中に、long-shot という単語が使われていた。日本の選挙が近いこともあり、これをきっかけにして、「弱小候補」「泡沫候補」にあたる英語について書いてみたい。
タグ:ニュースと英語
「おたく」の英単語をもうひとつ (anorak) [和英表現]
trainspotter, otaku と、「おたく」を表す英単語について書いてきたが、残る anorak についてオンライン辞書の定義と例文を見て、とりあえずの締めとしよう。
タグ:=英語のトリビア
「おたく」と otaku [和英表現]
「おたく」を表す trainspotter と anorak について前回書いたが、日本の参議院選挙を報じる記事を読んでいたら、偶然にも otaku に出くわした。そこで、anorak について続きを書く前に、英語に入りつつあるこの otaku について調べてみよう。
「鉄ちゃん」は英語で何という? [和英表現]
ある週刊誌の最近の号を眺めていたら、「男の子の『鉄ちゃん脳』は0歳から始まる」という記事があった。これを見て頭に浮かんだ単語が trainspotter である。以前、「おたく」にあたる表現についてネイティブスピーカーと話していて、anorak という類語とともに教えてもらったものだ。
タグ:=英語文化のトリビア
「やられ役」を英語で何という? [和英表現]
ドラマでは、危険な状況に置かれた主要登場人物が死んでしまっては話が続かない。SFドラマ「スター・トレック」の最初のシリーズでは、突発的な危機の際もレギュラー出演者たちは無事で、命を落とすのは見慣れない乗組員、というパターンがみごとに定型化していた。エキストラ俳優演じる名もない乗組員が出てくると、ああこれは「やられ役」だな、とわかってしまうわけだ。
タグ:スター・トレック
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