stain ~'s memory 「思い出に泥を塗る」 [単語・表現]
今回もロバート・J・ソウヤーのSF小説「ゴールデン・フリース」で見つけた表現をひとつ紹介したい。stain somebody's memory である。
宇宙船の乗組員が死亡した。事故死なのか自殺なのかわからない。「あれは事故だったんだ」という登場人物の言葉である。
- The mayor gave a sad smile. "People have a right to know what happened."
"No," Aaron said. "No, they don't. Diana was killed in an accident. Tell them that. But don't stain her memory by telling people it was a suicide."
(Robert J. Sawyer: Golden Fleece)
stain は「~をよごす、汚す、~にしみをつける」という意味だが、ここにあるように、物理的でなく比喩的にも使われるところがおもしろい。
もう一点、memory は、自分が持っている記憶だけでなく、覚えている対象や内容を指すこともある。ここでの her memory は「彼女自身の記憶」ではなく、「彼女について他人が持っている記憶・思い出」となる。
宇宙船の乗組員が死亡した。事故死なのか自殺なのかわからない。「あれは事故だったんだ」という登場人物の言葉である。
- The mayor gave a sad smile. "People have a right to know what happened."
"No," Aaron said. "No, they don't. Diana was killed in an accident. Tell them that. But don't stain her memory by telling people it was a suicide."
(Robert J. Sawyer: Golden Fleece)
stain は「~をよごす、汚す、~にしみをつける」という意味だが、ここにあるように、物理的でなく比喩的にも使われるところがおもしろい。
もう一点、memory は、自分が持っている記憶だけでなく、覚えている対象や内容を指すこともある。ここでの her memory は「彼女自身の記憶」ではなく、「彼女について他人が持っている記憶・思い出」となる。
タグ:SF
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