eviscerate ~「骨抜き」は「わた抜き」で [ニュースと英語]
前回に続いて、アメリカ大統領選挙の記事にあった、ちょっと取っつきにくそうに見える単語を紹介したい。そうした難しげな言葉をやたらと取り上げるブログにはしていないつもりだが、今回の eviscerate はもっと一般的な別の単語の”上位互換”的な存在といえそうなので、メモしておくことにする。
vote with your feet 「移転・脱退することで反対を表明する」 [ニュースと英語]
個々の単語は簡単ながら、日本語にしようとするとぴったり当てはまる言葉がなく、説明的になってしまう表現がある。少し前の記事で目にとまった vote with one's feet はその例といえそうだ。
inflection point 「転換点」(ウクライナが力を入れるFPVドローン兵器) [ニュースと英語]
ウクライナでの戦争を契機にドローン兵器が大きな変貌を遂げているという。英誌「エコノミスト」の最近の号が、巻頭の leader (イギリス英語、editorial のこと)と科学技術のページでこのテーマを取り上げていた。
dead cert ~トランプ氏「本命」は揺るがず? [ニュースと英語]
選挙戦を競馬にたとえるのは洋の東西を問わないのか、来年のアメリカ大統領選挙について最近の英誌「エコノミスト」がそんな形の記事を書いており、その中に dead cert という表現が出てきたので、取りあげてみたい。
priced out of 「カネが追いつかなくなり締め出される」 [ニュースと英語]
scot-free 「無罪放免」 [ニュースと英語]
英誌「エコノミスト」の最近号を読んでいたら、ロシアでの”プリゴジンの乱”について scot-free という単語が使われていたので、タイムリーな実例としてメモしておきたい。
タグ:シャーロック・ホームズ
stop-start 「止まっては進み、進んでは止まり」 [ニュースと英語]
相反する意味を持つ2つの単語が並んでいる形容詞が stop-start である。止まったと思ったら進んだりと、とぎれとぎれに進む状態を指すが、まさにそのままという感じのシンプルさがおもしろいと思ったので短くメモしておきたい。
winter wallop 「冬の嵐」 [ニュースと英語]
「10年に一度」という最強寒波が日本を襲っているが、世界のあちこちも強い寒気に見舞われている。そうした英文記事を読むと wallop という単語にちょくちょくお目にかかるので、短くメモしておこう。
slice and dice 「細かく多角的に分析する」 [ニュースと英語]
sportswashing 「スポーツを利用して国内問題を覆い隠す」 [ニュースと英語]
サッカーのワールドカップは熱戦が続き、日本チームを応援しているが、スポーツにちなんで sportswashing という単語を紹介しよう。「ごまかし」や「糊塗」「粉飾」を意味する whitewashing から作られたものだろうとあたりがつく。
bully pulpit 「権力の座」 [ニュースと英語]
アメリカの大統領について bully pulpit という言葉を目にしたことがあるが、銃撃され死亡した安倍元総理について取り上げた「タイム」誌のオンライン記事にも出てきた。別に大統領に限って使うということではないらしい。
egregious 「実にひどい」と gregarious との関係 [ニュースと英語]
アメリカが北京五輪の”外交ボイコット”を決めたが、それを発表する記者会見で報道官が egregious という単語を使っていた。
日常レベルではあまり使われない言葉だろうし、英語学習者は難しい単語を無理に追う必要はないという意見もある。しかし、ふだん見聞きしなくても実際に使われることがあるのなら、やはり高みは目指したいものだと思う。
日常レベルではあまり使われない言葉だろうし、英語学習者は難しい単語を無理に追う必要はないという意見もある。しかし、ふだん見聞きしなくても実際に使われることがあるのなら、やはり高みは目指したいものだと思う。
at the end of the day 「結局のところ」(米の体操女王バイルズ選手、五輪を棄権) [ニュースと英語]
オリンピックについて、マスコミが自国の選手を中心に伝えるのは当然のことだろうが、英語圏のウェブサイトを先日見て、あらためてそう思った。その時のCNNが(またBBCも)トップページで大きく報じていたのが、「東京五輪でアメリカの有力体操選手がまさかの棄権!」というニュースだった。
stratospheric rise「一大飛躍」「大ブレーク」(大坂なおみが”うつ”で大会棄権) [ニュースと英語]
大坂なおみ選手をめぐる最近の記事を読んでいたら、stratospheric rise という表現が出てきた。同じ記事に出てくる別の単語とからめて、”言葉のあや”的に使ったものかと思ったが、検索したら、この形でけっこう使われている表現だとわかったので取り上げてみたい。
extricate 「救い出す」 [ニュースと英語]
前回取り上げたタイガー・ウッズ氏の事故では、救助隊員が斧などで車体をこじ開けて(pry)閉じ込められていた彼を救出したのだが、「車の中から引っ張り出す」ことに使われていた単語が extricate である。
a shot in the arm ~コロナワクチンの接種始まる [ニュースと英語]
前回は新型コロナウイルスにからんで shot 「注射」を利用した言葉遊びの記事タイトルをいくつか紹介したが、私が連想したのは a shot in the arm という表現だ。
文字通りには「腕への注射」だが、比喩的に「元気の素」「カンフル剤」という意味でも使われるので、これをコロナ禍やワクチン接種に使った例があるに違いないと思った。
文字通りには「腕への注射」だが、比喩的に「元気の素」「カンフル剤」という意味でも使われるので、これをコロナ禍やワクチン接種に使った例があるに違いないと思った。
inoculate 「ワクチンを接種する」(新型コロナウイルスのワクチン承認) [ニュースと英語]
新型コロナウイルスのワクチンが国内で初承認されたが、inoculate について短く取り上げたい。「予防接種をする」「ワクチンなどを打つ」という意味だが、コロナ禍についての英文記事で目にすることが重なり、いやでも覚えてしまった単語だ。
spew a lie 「ウソをまき散らす」 [ニュースと英語]
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