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英語版「虎に翼」~ put wings on a tiger [映画・ドラマと英語]

今回は箸休め的な内容である。英誌「エコノミスト」の最近の号を眺めていたら、「虎に翼」にあたる英語が使われているのが目にとまった。

中国の故事や言い回しはけっこう英語圏で紹介されていると思うので別に不思議ではないといえるだろうが、いま放送されている”朝ドラ”のタイトルなので、おっと思った。

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amok 「荒れ狂って」「怒り狂って」 [映画・ドラマと英語]

先日、ある私的な英文を読む機会があったが、そこに "I amok with ~" と書かれた文があるのを見てビックリした。

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on-screen husband「夫の役を演じた」(「アイ・ラブ・ルーシー」) [映画・ドラマと英語]

先日、インターネットラジオで英語の放送を自室に流して聞くとはなしに聞いていたら、"on-screen husband" という言葉が耳に飛び込んできた。映画やテレビでの「配役上の夫」を指しているとすぐにわかったが、on-screen はこういう風に使えるのか、と感心した。

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fly 「(案や計画が)うまくいく」「ものになる」 (映画「ブレードランナー」) [映画・ドラマと英語]

引き続き、映画「ブレードランナー」メイキング本の最新改訂版で目にとまった英語表現を紹介したい。fly には「(計画などが)成功する」「(考えなどが)受け入れられる」という意味があり、主演のハリソン・フォードが著者とのインタビューで使っていた。

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make (romantic) overtures 「口説く」「言い寄る」 (映画「ブレードランナー」) [映画・ドラマと英語]

引き続き、SF映画の金字塔「ブレードランナー」のメイキング本から拾った表現を取り上げる。私は overture という単語をまず「序曲」の意味で覚え、複数形で「打診、申し入れ」となることを後に知ったが、今回読んだ本には、後者を男女関係に使った場合の実例が出てきた。

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タグ:SF
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I knew that he knew that I knew that... 「お互い相手のハラは読めていた」(映画「ブレードランナー」) [映画・ドラマと英語]

前回に続いて、SF映画の名作「ブレードランナー」の製作舞台裏を描いたメイキング本で目にとまった英語を取り上げよう。中学校で習う平易な単語が使われた I knew that he knew that I knew that he knew that. である。

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ride off into the sunset 「ハッピーエンドで夕日に向かって走れ!」 (映画「ブレードランナー」) [映画・ドラマと英語]

ハリソン・フォードが主演した「ブレードランナー」はSF映画の金字塔として名高い作品で、前に書いたことがあるように、私も35年前の公開時以来何度も観ている。その製作舞台裏を描いた本 Future Noir: The Making of Blade Runner を読み終わった。

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映画「カサブランカ」の名セリフ of all the gin joints...の応用 (高橋留美子「めぞん一刻」 英語版) [映画・ドラマと英語]

前回、高橋留美子の「めぞん一刻」の英語版から表現を取り上げたのをきっかけに、この名作マンガを英語で再読しているが、映画「カサブランカ」に出てくる名セリフを利用したうまい英訳があったので、取り上げたい。

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gremlin 「(機械などの)トラブルの原因」 (映画「トワイライト・ゾーン」) [映画・ドラマと英語]

前回 gizmo という単語について書いた際に触れた映画「グレムリン」で、原題になっている gremlin は宇宙からの生物を指しているが、もともとは飛行機などに不慮の故障をもたらす「小悪魔、小妖精」を意味する名詞だ。こちらを題材にしたのが、同じく1980年代の映画「トワイライト・ゾーン」である。


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トランプに使う俗語 gaslight とバーグマンの名画「ガス燈」との意外な関係 [映画・ドラマと英語]

就任直後からトランプ大統領が矢継ぎ早に出している移民規制などの施策が混乱を招いている。マスメディアの批判記事のひとつで gaslight というスラングを知ったが、これがイングリッド・バーグマン主演の映画「ガス燈」に由来することがわかり、ちょっと驚いた。

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shades of gray 「はっきりしないもの、玉虫色」 [映画・ドラマと英語]

書店の洋書コーナーに、男女のラブシーンの表紙が印象的な "Fifty Shades of Grey" という本が積まれていた。この shades of gray (イギリス英語は grey) は、その昔何かで目にしたものの辞書で見つからず、インターネットが登場した後に調べたという、私にとって思い出のある表現である。

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hush-hush 「極秘の」 (BBCドラマ「トミーとタペンス」) [映画・ドラマと英語]

少し前に触れたアガサ・クリスティ原作のBBCドラマ「トミーとタペンス」の第1話全3回が国内で放送された。スパイコメディで、ストーリー自体はまあまあだったが、イギリス英語を堪能することができた。このドラマで耳にした hush-hush を取り上げよう。

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tease, teaser 「見どころ紹介、予告」 (映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」30年) [映画・ドラマと英語]

これまで観たエンタメ系映画のベスト5を選べと言われたら、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」は必ず入れるだろう。テンポよく進むストーリー、個性的なキャラクター陣、ハラハラドキドキと笑い、わかりやすくおもしろいSF的ひねり。完璧!と言いたい出来である。映像的にも古びていないと思う。

公開から30年、そして先週は、続編「Part2」で描かれた「30年後の日付」である10月21日を迎えたことが話題になったが、これを報じるAP通信の記事を読んでいたら、ちょっと不思議な単語があった。

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washed-up 「落ちぶれた」 (映画「バードマン」がアカデミー賞受賞) [映画・ドラマと英語]

今年のアカデミー賞で「バードマン」が作品賞などを受賞した。主人公を演じたマイケル・キートンは惜しくも主演男優賞を逃したが、出演作の「バットマン」や「ガン・ホー」を以前このブログで取り上げたこともあり、気になる俳優の一人である。



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「花子とアン」に出てきた cantankerous (「けんか腰の」) [映画・ドラマと英語]

家族が録り溜めていた「花子とアン」がテレビに映っていた。それを見るでもなくテーブルに座って雑誌を眺めていたら、ドラマに cantankerous という単語が出てきたので、思わず画面に目をやった。

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"The Look" ~ローレン・バコールのセクシーな眼差し [映画・ドラマと英語]

ローレン・バコールが亡くなった。ハンフリー・ボガートと共演した白黒映画をかなり前に見たことがあるが、バコールといえば、何といってもあの独特の上目づかいである。英文記事を読むと "The Look" と名づけられていたことわかる。

ハリウッド黄金時代の往年の女優とはいえ、英語圏ではこのニックネームを見聞きすればピンと来る人は今でもそれなりにいるのだろうと想像する。



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タグ:訃報
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mishmash 「ごたまぜ」 (映画「ブレードランナー」) [映画・ドラマと英語]

前回の gobbledygook には、「難解な言葉」のほか、「寄せ集め」という意味もある。それで連想したのが mishmash である。先日紹介した gibberish と同じ映画「ブレードランナー」のセリフに出てきたもので、私はやはりこれで覚えた。

ハリソン・フォードのそのセリフをもう一度引用しよう。


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gibberish 「ちんぷんかんぷん」(映画「ブレードランナー」) [映画・ドラマと英語]

前回に続き「わけのわからない言葉」を表す単語を取り上げる。私がまず頭に思い浮かべるのは gibberish である。ハリソン・フォード主演の「ブレードランナー」 で覚えたものだ。

学生時代に初めて観た時は、映画自体がまさに「ちんぷんかんぷん」だったが、しばらくすると「また観たい」と思うようになる、不思議な魅力がある作品だ。

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タグ:SF
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knock on wood [映画・ドラマと英語]

このところ「お守り」に類する単語・表現を芋づる式に書いているが、やはり連想で、knock on wood を取り上げてみよう。高校生の頃、映画「カサブランカ」 Casablanca を見て出会った表現である。

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タグ:日本語
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「おねいさん」と tootsie [映画・ドラマと英語]

ネットの掲示板などで、わざと本来とは違うかなや漢字をあてた言葉を目にすることがある。「おにいさん」にひっかけたものか、「おねいさん」もそのひとつではないかと思う。しかし最近、まじめな内容の文章でこの表記を見かけた。必然性があるとは思えなかっただけに、奇妙に感じた。

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タグ:日本語
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オレの目の黒いうちは… (over my dead body) [映画・ドラマと英語]

SF映画「スター・トレック」の英語からさらにもうひとつ、over my dead body というイディオムについて書いてみよう。といっても映画のセリフはこれではなく、your を使ったものだった。説明のために以下ネタばれ spoiler があるのでご注意いただきたい。

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「奥さまは魔女」とドラマの笑い声 (canned laughter) [映画・ドラマと英語]

"Bewitched" は、先日取りあげたスタンダード・ナンバーのほか、アメリカのTVドラマ「奥さまは魔女」の原題でもある。「アイ・ラブ・ルーシー」と並ぶシットコムの古典で、私と同世代以上だったら、実際に見たことがあるか、少なくともタイトルは知っているという人が多いのではないだろうか。

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Now you're talking! [映画・ドラマと英語]

先日書いた「パリの恋人」 Funny Face にからんで、talk という動詞の続きである。この映画でフレッド・アステア Fred Astaire が "Now you're talking." と言う場面がある。これは決まり文句で、衛星放送の字幕では「そうこなきゃ」と訳されていた。

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「ファニー・フェイス」と2つの funny (funny ha-ha, funny peculiar) [映画・ドラマと英語]


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衛星放送などからビデオデッキに撮り溜めている映画のうち、オードリー・ヘップバーンとフレッド・アステアが共演している「パリの恋人」を観た。原題は "Funny Face" である。そこで funny について連想したことをちょっと書いてみたい。

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「シューテム・アップ」~カタカナの題名について [映画・ドラマと英語]

小さい子供がいるので休日といえばもっぱら家族サービス、なかなか映画館に足を運ぶことができない。仕方がないので、時々新しい映画の題名をネットや雑誌等でぼーっと眺めることになる。最近、「シューテム・アップ」という封切作があるのを見つけ、はて、こんな英語あったっけと首を傾げた。派手な銃撃戦を描いたものだという短い説明を読んで、初めて原題が想像できた。

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snuff film (movie) [映画・ドラマと英語]

先日書いたように、sn- で始まる単語には鼻に関係ある単語が多いが、そのひとつが snuff である。「くんくん鼻で嗅ぐ(こと)」という意味だが、名詞としてのこの単語に movie あるいは film をつけると(映画好きならご存知の方がいるはずだが)、とんでもない(?)意味のスラングになる。

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the Dynamic Duo, sidekick など (「バットマン」) [映画・ドラマと英語]

映画の「バットマン」について何回か触れてきたので、その流れで、このサブカルチャー的キャラクターにまつわる英語についていくつか書いてみよう。

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「ガン・ホー」 gung ho [映画・ドラマと英語]

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このところ取り上げている「バットマン」を演じる前にマイケル・キートンが主演した映画に、日米の文化・企業風土の違いと摩擦をユーモアをまじえて描いた「ガン・ホー」 Gung Ho (1986年)がある。

アメリカの自動車業界が不振だった当時、ある街が日本のメーカーを誘致して再興を図ることにしたが…という話である。キートンはアメリカ側の労働者の代表で、異文化との摩擦に戸惑うことになる。日本はバブル期で、「そんな時代もあったな」としか思えない昔の話になってしまった。

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mano a mano, mano y mano (映画「バットマン」) [映画・ドラマと英語]

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1989年の映画「バットマン」にちなんで、もう1回書くことにする。この作品は、タイトルロールには似合わないと思われていたマイケル・キートンの意外(?)な好演と並んで、やはりジャック・ニコルソンの怪演が印象的だった。個人的には、reboot である2005年の「バットマン・ビギンズ」より好きである。

また英語の面では、mano a mano という表現を知った作品でもある。もっとも映画のセリフでは、mano y mano となっていた。

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続・「はまり役」で型にはめられた俳優たち (typecast) [映画・ドラマと英語]

あるキャラクターを演じることによって俳優のイメージが固定されることを指す typecast について続きを書く。

映画「バットマン」 (1989年)は、コミカルなテレビ版とはうってかわって、原作に沿った暗いトーンを打ち出していた。主演のマイケル・キートンは続編に出たが、3作目には出演しなかった。

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