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infra dig 「みっともない」「沽券にかかわる」 [ラテン語・外来語]

前回引用した、過去形と過去分詞の使用についての「ニューヨーク・タイムズ」紙の記事から、infra dig という表現を紹介したい。辞書には「体面にかかわる」「品格を下げる」といった訳語が載っている。

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casus belli 「開戦のきっかけとなる出来事」 [ラテン語・外来語]

今回も自分の学習ノートにメモしていた実例から、casus belli という言葉を取り上げたい。前回の表現に出てきた fighting から連想したもので、「戦争を始める理由となる出来事」「開戦を正当化する事件」を指す。

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タグ:国際問題
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braggadocio「大言壮語」「ふんぞり返った態度」 [ラテン語・外来語]

今回取り上げる単語も、以前読んだビリー・ジョエルの伝記から実例を紹介したい。braggadocio は brag 「自慢する」に関係があるのでは想像がつきそうだが、その通りで、「大言壮語(をする人)」「自慢屋」「ほら吹き」「横柄な態度」を指す。

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incognito「お忍びで」、incognito mode「シークレットモード」 [ラテン語・外来語]

前回の terra incognita から連想した incognito という単語を取り上げよう。「(変装や変名を使うなどして)他人にわからない形で」「正体を隠して」ということだ。「お忍びで」という訳も辞書にあり、なるほどと思う。

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タグ:音楽
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terra incognita 「未踏の地」「未知の分野」 [ラテン語・外来語]

前回の terra firma からの連想で、もうひとつラテン語由来の言葉 terra incognita を取り上げたい。 recognition や cognizant などの単語から「認識」に関係があると類推できるが、「知覚されていない土地」、つまり「人跡未踏の地」を指す。比喩的に「未知の領域」「未開拓の分野」の意味もある。

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terra firma 「大地」「陸地」 [ラテン語・外来語]

英誌 The Economist の最近号を題材にした前回からの話を続ける。この号のある記事についているイラストが、往年のSFテレビドラマに出てくる”空中空母”基地を描いたものだったので驚いたと前回書いた。

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esprit de corps 「団結心」 [ラテン語・外来語]

前々回はビートルズの名盤「アビイ・ロード」の発売50周年記念盤にからんで corps という単語の発音について取り上げたが(→こちら)、連想で esprit de corps という言葉があるのを思い出したので、短く書いておきたい。

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papier-mache Trump head 「トランプの張りぼて人形」 (反トランプのデモ広がる) [ラテン語・外来語]

大統領選挙のあと、アメリカ各地でトランプ当選に反対するデモが起きている。こうした抗議行動によく登場するのが、非難する相手をかたどった人形で、それを燃やしたりして気勢を上げる。英文記事では papier-mâché とか effigy という単語で表現されることが多い。後者は以前取り上げたことがあるので、前者について書いてみよう。

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sub rosa (under the rose) 「秘密の」「こっそりと」 [ラテン語・外来語]

前回前々回は、いずれも海外ドラマに出てきた「内密」という意味の表現を取り上げたが、さらに連想した sub rosa を知ったのもドラマである。私が英語学習でいろいろお世話になった「スター・トレック」の新シリーズ Star Trek: The Next Generation で、この言葉をタイトルに使ったエピソードがあったのだ。

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mea culpa, my bad, peccavi 「ごめんなさい!」 [ラテン語・外来語]

前回は、安倍総理の戦後70年談話について書いた論評をCNNのOpinionsページから取り上げたが、この文章の中に mea culpa という言葉が出てくる。過ちが自分にあると認めることを指す。

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non sequitur 「流れにそぐわない話」 [ラテン語・外来語]

前回に続いて、言葉の使い方を描写する言葉を取り上げる。non sequitur はいかにもラテン語っぽい硬い響きの単語だが、大衆小説であるSFにしれっと使われていた例を学習ノートにメモしていた。

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brio 「活気」「元気」(「ニューズウィーク」印刷版が廃刊へ・その3) [ラテン語・外来語]

brio を知ったのは、この言葉をタイトルにした日本のメンズ雑誌だった。単語は何がきっかけで覚えるかわからないものだ。それはともかく、先日も書いた「ニューズウィーク印刷版が廃刊へ」についての NPR (National Public Radio) の記事を読んでいたら、この単語が2回出てきた。

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タグ:音楽
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ホワイトハウスの the Grand Foyer (「ホワイエ」) [ラテン語・外来語]

劇場などの「ホワイエ」はフランス語の foyer から来ていて、英語にもなっているが、「ニューヨーク・タイムズ」の記事を読んでいたら、オバマ大統領がホワイトハウスの the Grand Foyer に集まったマスコミの前に姿を現す、というくだりがあった。

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タグ:カタカナ語
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corpus delicti 「他殺死体」 (刑事コロンボ「構想の死角」) [ラテン語・外来語]

TVドラマ「刑事コロンボ」のエピソード「構想の死角」をDVDで見ていたら、 corpus delicti という表現が出てくる次のようなセリフがあった。

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zeitgeist 「時代のムード」 [ラテン語・外来語]

「ツァイトガイスト」のように発音する。ドイツ語に由来するせいか、ごつごつした響きで難しそうな単語にみえるが、時おり目にすることがある。

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タグ:SF
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summa cum laude 「最優秀で卒業」 [ラテン語・外来語]

英語を読んでいると時おりラテン語を見かけることがあるが、これもそのひとつ。The Reluctant Fundamentalist (Mohsin Hamid)を読んでいて見つけた表現である。

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status quo ante bellum [ラテン語・外来語]

前回同様ラテン語続きで、再び先日読んだ小説 "Rain Fall" より。status quo という言葉は知っていたが、これに似た status quo ante bellum という表現があった。次のように使われていた。

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innuendo 「当てこすり」「(性的な)ほのめかし」 [ラテン語・外来語]

前回取り上げた incommunicado からの連想で、innuendo という単語について短く書いてみたい。辞書を見ると、このところ取り上げてきたスペイン語由来の単語ではなく、ラテン語そのものが語源となっているようだ。

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incommunicado 「外部との連絡を断っている」 [ラテン語・外来語]

前回取り上げた aficionado からの連想で別のスペイン語風の単語 incommunicado について触れてみよう。

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bravado 「虚勢」「空威張り」 [ラテン語・外来語]

スペイン語由来の単語をもうひとつ。bravado は最近読んだ "Rain Fall" に出てきたものではないが、以前読んでここで取り上げた "Gravity" というペーパーバックで見つけた実例が学習ノートにメモしてあった。

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aficionado 「マニア」 [ラテン語・外来語]

英語学習が進むと、外来語に興味を持ってくる人もあると思う。最近読んだ Rain Fall に出てきた、見るからにスペイン語風の aficionado もそんな単語のひとつではないだろうか。

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memento mori, danse macabre [ラテン語・外来語]

前回取り上げた Yorick についての Wikipedia の記述を読んでいたら、memento mori というラテン語由来の表現があった。

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tempus fugit (「光陰矢のごとし」) [ラテン語・外来語]

前回の carpe diem から、同じく時に関係あるラテン語として思い出したのが tempus fugit である。"Time flies." 「光陰矢のごとし」という意味だ。

私がこの言葉を知ったきっかけは、外国語学習でも何でもなく、またもやジャズによってだった。バド・パウエル Bud Powell というピアニストの作品に、「テンパス・フュージット」という快作がある。

ジャズ・ジャイアント

ジャズ・ジャイアント

  • アーティスト: バド・パウエル,レイ・ブラウン,カーリー・ラッセル,マックス・ローチ
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2003/04/23
  • メディア: CD

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今を楽しめ (carpe diem, seize the day) [ラテン語・外来語]

谷川俊太郎の詩の中でよく知られていると思われる「生きる」に、松本美枝子という写真家の作品をつけて一冊にした本を見つけた。巻末に英訳も掲載されていて興味を持ち、購入した。この本には、carpe diem と書かれた帯がついていて、あとがきで谷川俊太郎自身がこの言葉を紹介している。ラテン語のことわざで、英語では seize the day の意味だという。


生きる

生きる

  • 作者: 谷川 俊太郎
  • 出版社/メーカー: ナナロク社
  • 発売日: 2008/03/15
  • メディア: 単行本

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「そっと」話す sotto voce [ラテン語・外来語]

休日に仕事をした分の代休が取れたので、自宅でのんびりFM放送を聞いていたら、ボサノバ調のくつろげる音楽が流れてきた。曲が終わったあとのアナウンスメントでは、アーティスト名は「ソット・ボッセ」というように聞こえた。これで連想したのが、sotto voce である。「小声で」という意味だが、「そっと」という日本語を使って説明している英和辞典もあり、駄洒落のようでちょっとおかしい。

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厚顔無恥にして大胆不敵 (chutzpah) [ラテン語・外来語]

前回は、AIG問題をめぐって共和党の議員が物議を醸す発言をしたことについて書いたが、同氏の発言に chutzpah という単語が出てくる。時おり目にする単語なので、ついでに触れておきたい。

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タグ:-発音
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carte blanche 「白紙委任状」 [ラテン語・外来語]

「白紙」の連想を続けるが、フランス語に由来する言い回しで、文字通り「白紙」なのが carte blanche である。「白紙委任状」「全権委任」「自由裁量」「すべては任せた、好きにしてよろしい」ということになる。

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vox pop 「街の声」「街頭インタビュー」 [ラテン語・外来語]

朝日新聞の「天声人語」は、"Vox Populi, Vox Dei" という題で英訳され、紙上やサイトで読むことができる。このラテン語を縮めて、「街の声」「街頭インタビュー」という意味で使われる単語が vox pop である。

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ネオコンたちの懺悔 (mea culpa) [ラテン語・外来語]

アメリカの中間選挙を前に、ネットで英文雑誌の特集をいくつか読んでみた。やはりイラク戦争へのブッシュ政権の対応が焦点になっている。そうした記事の紹介とあわせて、mea culpa という言葉を取り上げてみよう。

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ラテン語由来の単語をいくつか [ラテン語・外来語]

前回取り上げた deus ex machina という単語はラテン語に由来するが、こうした言葉は他にもいろいろある。

etc. (et cetera), ad lib (ad libitum), ad hoc, a.m. (ante meridiem), p.m. (post meridiem), A.D. (anno Domini, B.C.は英語で before Christ) などは、日本語としてもおなじみだろう。

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