a tsunami of... 「怒涛の」「津波のように押し寄せる」 [英語になった日本語]
全米オープンでのセリーナ・ウィリアムズ選手について前回取り上げた meltdown は、日本では「炉心溶融、メルトダウン」の方で知られるはずだが、その原発事故をひき起こした tsunami はすでに英語になっている。そして、「津波」とは違う意味でも使われるようになっている。
オックスフォード版「2015年の英単語」は emoji (絵文字)! [英語になった日本語]
英語圏で選ばれる「今年の言葉」 Word of the Year の時期がまたやってきた。一部は年内に発表されるが、私はこれまで、それぞれの結果を見たうえで年始にまとめて取り上げるようにしてきた。しかし辞書でおなじみの「オックスフォード」社の今年の選定は「おっ」と思ったので、一足早く書いてみることにしよう。
open (the) kimono 「キモノを開く」って何だ? [英語になった日本語]
先の連休にウェブの英文をいろいろ眺めていたら、タイトルに opening their kimonos という表現が含まれた記事が目にとまった。以前何かで接した記憶があるがすっかり忘れていたので、取り上げてみることにしたい。
salaryman 「(日本の)サラリーマン」 (「エコノミスト」誌の記事より) [英語になった日本語]
私が英語を学び始めた数十年前、「サラリーマン」あるいは "salaryman" は、「和製英語で誤りであり、office (または white-collar) worker と言え」と教わった。ところがいつの頃からか、英語の本家でも堂々と salaryman が使われている例を目にするようになった。
英語になった日本語?skivvy と「助平」 [英語になった日本語]
前回書いた「英語に入った日本語」にからんで、もうひとつ思い出したのが skivvy である。複数形で男性用下着の一種 (men's underwear consisting of an undershirt and shorts) を表す。辞書を見ると由来不明とある。しかしこの単語、日本語の「助平」から来たという、驚くべき(?)説があるのだ。
英語になった「班長」 (honcho) [英語になった日本語]
いずれも以前取り上げた中国語由来の gung ho やアラビア語からの the mother of all... のように、戦争は外国語の単語や表現が取り入れられるきっかけとなってきたようだ。日本語も例外ではない。比較的有名なのは、「班長」に由来する honcho だろうか。
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