baptism of fire 「初めての試練」 [聖書・キリスト教と英語]
相変わらず仕事でこまごまとした案件が重なり通勤電車でも資料をにらんでいて、英語のインプットにまとまった時間が取れない。その一方で、最近たまたまネイティブスピーカーと少し話す機会があり、そこで知った表現を取り上げて埋め合わせとしたい。
ほかの日本人の仲間をまじえての短い雑談だったが、「新年度が始まって時間が経ち、仕事場に新たに加わった人たちも仕事に慣れたり難題に直面したりする時期だ」というような話をしていたら、そのネイティブが baptism by fire という言葉を使ったのである。
ほかの日本人の仲間をまじえての短い雑談だったが、「新年度が始まって時間が経ち、仕事場に新たに加わった人たちも仕事に慣れたり難題に直面したりする時期だ」というような話をしていたら、そのネイティブが baptism by fire という言葉を使ったのである。
golden rule 「金科玉条」「黄金律(自分がしてもらいたいと思うように他人にせよ)」 [聖書・キリスト教と英語]
前回の gold standard から golden rule を連想したので短く書いておきたい。一般的な意味で「行動や物事の基本原則」を指すほか、イエス・キリストの「山上の垂訓」に出てくる教えのひとつを指す。こちらの意味では大文字を使って the Golden Rule と表記することもある。
ジェームズ国王もびっくり! 「ジェームズ・キング編 聖書」 [聖書・キリスト教と英語]
B. B. キングに触れた前回予告したように、この週末、偶然にも別の「キング」に遭遇した。よく立ち寄る書店の洋書コーナーに日本語の帯がついたペーパーバックが並んでいるが、そのひとつ「聖書」の帯に、「ジェームズ・キング編」と書かれているのを見つけたのだ。
英語文化を多少知っている方なら、これだけで何のことかわかっていただけると思うが、帯を目にした時は一瞬きょとんとし、次には声をあげて笑いそうになり、それを抑えるのに苦労した。
英語文化を多少知っている方なら、これだけで何のことかわかっていただけると思うが、帯を目にした時は一瞬きょとんとし、次には声をあげて笑いそうになり、それを抑えるのに苦労した。
日本人も参考になる ローマ法王の「お叱り」 [聖書・キリスト教と英語]
前回「間違いやすい英語トップ10」を紹介したが、今回は、やはり年末年始に読んだ英文から、「15の戒め」について書こう。ローマ法王がバチカンの問題点を指摘したものだが、日本を含め、どの社会・組織にもみられそうな内容が含まれている。
handwriting on the wall と「ベルシャザールの饗宴」 [聖書・キリスト教と英語]
「フラグ」というカタカナ語が「予兆」という意味で使われてきているようだと前回書いたが、そのついでに handwriting [writing] on the wall という表現を連想したので短く触れておきたい。
旧約聖書に由来し、「不吉な前兆」を意味する。
旧約聖書に由来し、「不吉な前兆」を意味する。
タグ:クラシック
labor of love 「好きでする仕事」「奉仕活動」 [聖書・キリスト教と英語]
映画「おくりびと」のアカデミー賞受賞を伝える英文記事について前回書いたが、そのひとつに labor of love という表現が出てきたので、ちょっと触れておきたい。「報酬のためではなく、好きこのんでする仕事」といった意味である。
疑い深いトマス (doubting Thomas) [聖書・キリスト教と英語]
前回は、ミズーリ州の名前を使って「疑い深い」ということを表す "I'm from Missouri. You have got to show me." という言い回しについて書いたが、ここから連想したのが doubting Thomas という、人名が使われた類似表現である。
タグ:-固有名詞にちなんだ表現
Lucifer の正体は何か [聖書・キリスト教と英語]
このところ devil, demonize といった単語について書いてきたが、「悪魔」つながりでもうひとつ頭に浮かんだのが Lucifer である。そこで、日本語でルシファー、ルシフェルなどと表記されるこの存在について調べてみたら、面白いことに、最初から「悪魔」ではなかったということを知った。
shibboleth~sh音を発音できない外国人 [聖書・キリスト教と英語]
このところ聖書にからんで書いてきたつながりで、今回は、旧約聖書にからむ shibboleth を取り上げてみたい。TVドラマの「ザ・ホワイトハウス」 The West Wing にも出てくるものだ。
「旧約聖書」関連の単語から [聖書・キリスト教と英語]
以前、仕事で中東に行った時に、宗教にからむいくつかの英単語や知識を付け焼刃的に覚えたが、後のちに英語や異文化理解の上でいろいろ助けになった。前回取りあげた Newsweek の記事に旧約聖書の「申命記」 Deuteronomy が引用されていたことを機に、忘れかけているこのへんの単語をおさらいしてみた。
タグ:-数にちなんだ表現
「わたしは『ある』という者である」 (I am who I am, the Great I Am) [聖書・キリスト教と英語]
前回紹介した Newsweek 誌のカバー特集 "Father Knows Best" に、旧約聖書にちなんだ興味に深い表現があった。記事のひとつ "Can Bush Sr. and His Team Save Son’s Presidency?" に、現大統領の父親であるブッシュ前大統領について、こんな記述がある。
タグ:ブッシュ
「第五の騎手」 the Fifth Horseman [聖書・キリスト教と英語]
前回取り上げた the Four Horsemen と関連がある表現を紹介したい。「黙示録」では、悪に対する神の勝利とともに、さらに1頭の馬と騎手が登場する。これは the Fifth Horseman (of the Apocalypse) と呼ばれ、「キリストの再来」を示すとされる。これも私が見た限りでは、言及している辞書はないようである。
「黙示録」の the Four Horsemen [聖書・キリスト教と英語]
先日の The opera isn't over until the fat lady sings. で引用した説明に Valkyrie という言葉が出てきた。これは明らかにワーグナーのオペラ「ワルキューレ」のことだが、その中の曲「ワルキューレの騎行」 The Ride of the Valkyries は、映画「地獄の黙示録」 で使われて一躍有名になった。
「黙示録」といえば、英和辞書では十分に説明されていないと思われる表現があるので取り上げてみたい。
「黙示録」といえば、英和辞書では十分に説明されていないと思われる表現があるので取り上げてみたい。
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