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to be had 「手に入る」 + 佐々木高政氏の英語参考書の思い出 [辞書・学習参考書]

(can) be had はイディオムとはいえないだろうが、「モノが入手可能である」ことを示す。初めて出会ったのは遥か昔の高校時代で、確か和文英訳の解答だった。「何かヘンな言い方だなあ、和風英語じゃないのか」と思ったのを覚えているが、その後、ネイティブスピーカーの英文でも目にして、自分の思い込みを恥じた。

このところいろいろ表現を拾っている犯罪ノンフィクション People Who Eat Darkness (邦題「黒い迷宮: ルーシー・ブラックマン事件15年目の真実」)にも出てきた。

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「匂い」と「臭い」、および waft について [辞書・学習参考書]

前回に続いて、日本語にからんだ話を書くことにする。

ある大学のゼミ生たちが書いている英語学習のブログがある。私が知らなかった言葉や情報に接することがあり、学生さんの勉学ぶりも応援したく、時おり拝見している。

先日、そこで引用されていた英和辞典の記述を見て、「えっ?」と思ったことがあった。

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タグ:日本語
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こうなってほしい次世代の電子辞書 [辞書・学習参考書]

前回からの流れで辞書について戯言。私は電子辞書を手放せないが、以前も書いたように欠点はやはり一覧性がないことだろう。自然にイディオムに目が行ったり、目当ての言葉の前後にある別の単語に興味をひかれたり、ということはまず期待できない。

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「英語の綜合的研究」復刊 [辞書・学習参考書]

ここ数年、いまの中高年世代が使った昔の人気受験参考書が何点か復刊されている。この週末に訪れた書店で、そうした往年の参考書のひとつ「英語の綜合的研究」が店頭に並んでいるのを見つけて、あっと驚いた。私も高校生の時に使っていたからだ。出版元の旺文社が、創立80周年を記念して復刊したものだという。ちょっと値ははるものの、迷わず1冊を持ってレジに向かった。


英語の綜合的研究[復刻版]

英語の綜合的研究[復刻版]

  • 作者: 赤尾 好夫
  • 出版社/メーカー: 旺文社
  • 発売日: 2010/12/18
  • メディア: 単行本


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悪文もまた文なり (「日本人なら必ず誤訳する英文」続き) [辞書・学習参考書]

前回取り上げた「日本人なら必ず誤訳する英文」をめぐって、さらに雑多なことをいくつか考えたので書いておきたい。

まず、この本で面白いと思ったのは、著者自身が悪文、あるいはうまくないとしている英文が問題として取り上げられていることだ。

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タグ:英語学習
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「日本人なら必ず誤訳する英文」 [辞書・学習参考書]

挑戦的な書名を店頭で見て思わず手に取った。この手のタイトルは売るためのものだから真に受ける必要はないし、大した内容でなければ書棚に戻して終わりだが、この本はパラパラとめくってみたところ面白そうだったので購入した。著者と編集者の勝ちである。

越前敏弥の日本人なら必ず誤訳する英文 (ディスカヴァー携書)

越前敏弥の日本人なら必ず誤訳する英文 (ディスカヴァー携書)

  • 作者: 越前 敏弥
  • 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
  • 発売日: 2009/02/18
  • メディア: 新書


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タグ:翻訳・誤訳
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山崎貞「新々英文解釈研究」が復刻 [辞書・学習参考書]


新々英文解釈研究 <復刻版>

新々英文解釈研究 <復刻版>

  • 作者: 山崎 貞
  • 出版社/メーカー: 研究社
  • 発売日: 2008/12/11
  • メディア: 単行本


懐かしい本が復刻されているのを書店で見つけた。味もそっけもない表紙と一色刷りの装本。私が高校生の時にかじった参考書である。かじった、というのは、1冊をやりとげたとは到底言えないからだが、英語の構文や表現について持っていた知識を整理するのに大変役に立った。

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タグ:文法・語法
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「オバマ演説」の本や記事をめぐる雑感 [辞書・学習参考書]

「オバマ就任演説はなぜつまらなかったのか」という見出しが週刊誌の最新号に掲げられていた。私も「派手さに欠ける演説と感じた」と先日書いたが、同じような印象を持った人が結構多かったということだろうか。

そこで、その「週刊朝日」を手にしてページを開くと、記事本編のタイトルはまったく違って「オバマ大統領に学ぶ心をつかむトーク術」というタイトルになっている。うーむ、やはり(?)週刊誌、わざと否定的な見出しを書いて目を引く手法だろうか。

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タグ:オバマ
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「推理小説の誤訳」 [辞書・学習参考書]

推理小説の誤訳 (日経ビジネス人文庫 グリーン こ 7-1)

推理小説の誤訳 (日経ビジネス人文庫 グリーン こ 7-1)

  • 作者: 古賀 正義
  • 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
  • 発売日: 2008/02/01
  • メディア: 文庫

手厳しい本である。アガサ・クリスティーのさまざまな翻訳に見られる誤訳を、翻訳者の実名をあげて具体的に論じたものだ。歯に衣着せぬ指摘は、著者が弁護士であり、つまりは翻訳業界と無関係であることにもよるのだろうか、と思った。

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タグ:翻訳・誤訳
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充実の「アンカーコズミカ英和辞典」 [辞書・学習参考書]

アンカーコズミカ英和辞典

アンカーコズミカ英和辞典

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 学習研究社
  • 発売日: 2007/12
  • メディア: 単行本

今年1月に出た新しい辞書である。この週末に購入したが、すばらしい内容だと思った。これまで何回か、辞書で気づいた不適切と思える訳語や説明を私は取りあげてきたが、この辞典を見ると、そのいくつかについて納得のいく記述が書かれていた。さらに、他の辞書にないような斬新な説明や工夫も見られる。

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「リーダーズ・プラス」は「新解さん」か? [辞書・学習参考書]

smooth operator という表現のからみで前回触れたシャーデー Sade という歌手に関連して、研究社の「リーダーズ・プラス」について書いてみたい。この辞書、「リーダーズ英和辞典」を補うために編まれたものと理解しているが、分野によっては、ときに本編も顔負けの充実した説明が出ていて驚くことがある。

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タグ:音楽
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「新英文読解法」 (中原道喜) [辞書・学習参考書]


新英文読解法―本格的な読解力を確実に

新英文読解法―本格的な読解力を確実に

  • 作者: 中原 道喜
  • 出版社/メーカー: 聖文新社
  • 発売日: 2003/04
  • メディア: 単行本

「勉学の秋」の深まりにあわせて、今回は英語の学習書を紹介したい。怠け者の私は日々の英語学習は疎かにしているので、その埋め合わせにと、何年かおきにまとまった学習書を通読するようにしている。通勤電車やトイレタイムなどの時間も利用して、集中的に1冊を読み通す。

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タグ:英語学習
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「英語の冠詞ドリル」 [辞書・学習参考書]

7日間完成ネイティブ感覚が自然に身につく 英語の冠詞ドリル

7日間完成ネイティブ感覚が自然に身につく 英語の冠詞ドリル

  • 作者: 椎名 照雄
  • 出版社/メーカー: ジャパンタイムズ
  • 発売日: 2007/06/05
  • メディア: 単行本

いつまでたってもなかなか自信を持てるようにならないのが冠詞だ。文法書を見ると、どのような時にどう使うかが列挙されているが、英語に触れていると、そうした知識ではどうにも理解できない実例にぶつかったりする。

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「岩波英和辞典」の思い出 [辞書・学習参考書]

先日「オックスフォード英和辞典」(OED)についてのノンフィクション The Professor and the Madman を紹介したが、関連で、OEDを参考に編纂された「岩波英和辞典」の思い出を書くことにしたい。英語学習の初期にお世話になった後に捨ててしまったのだが、後になって何ともったいないことをしたのかと悔やんだ辞書だ。いまは絶版で手に入らない。

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ネイティブのための単語の使い方ガイド [辞書・学習参考書]


Troublesome Words

Troublesome Words

  • 作者: Bill Bryson
  • 出版社/メーカー: Penguin
  • 発売日: 2009/10/01
  • メディア: ペーパーバック


単語の正しい使い方についての、ネイティブによるネイティブのための本である。プロのライターである著者が、不適切と考えた新聞・雑誌などの実例をもとに解説している。アルファベット順に並べた辞書形式になっているが、それほど厚くはなく、読み物としても面白い。

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「表現のための実践ロイヤル英文法」 [辞書・学習参考書]

表現のための実践ロイヤル英文法

表現のための実践ロイヤル英文法

  • 作者: 綿貫 陽
  • 出版社/メーカー: 旺文社
  • 発売日: 2006/05
  • メディア: 単行本

最近、書店の実用英語のコーナーに英文法関係の本が増えてきたなという印象を持っている。英会話ばかりでは出版社も新味が出せなくなったから、という意地の悪い見方もできそうだが、英文法というだけで、一部から問答無用で「実用英語の敵」扱いされていた昔に比べれば、いい傾向だと思う。無味乾燥に陥らないよう工夫をこらした学習書も多いようだ。

教えられることの多い「日本人の英語」の著者マーク・ピーターセン氏が共著者のひとりとなっている新刊「表現のための実践ロイヤル英文法」を見つけた。

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