Man up! 「男なら、男らしいところを見せろ!」 [辞書に載っていない表現]
アメリカ情報当局による個人情報収集を告発したスノーデン氏がインタビューに応じた、という記事を読んでいたら、ケリー国務長官が「いさぎよく帰国して裁きを受けよ」と呼びかけた、というくだりがあった。そこに出てきた man up という表現を取り上げたい。
fabled 「伝説の」「名高い」 (ポール・マッカートニーの公演キャンセル) [音楽と英語]
salaryman 「(日本の)サラリーマン」 (「エコノミスト」誌の記事より) [英語になった日本語]
私が英語を学び始めた数十年前、「サラリーマン」あるいは "salaryman" は、「和製英語で誤りであり、office (または white-collar) worker と言え」と教わった。ところがいつの頃からか、英語の本家でも堂々と salaryman が使われている例を目にするようになった。
a jack of all trades は「多芸多才」か「多芸は無芸」か [注意したい単語・意外な意味]
前回の a man for all seasons からの連想で、jack of all trades を取り上げたい。この表現は「多芸は無芸」というネガティブな意味で使うのが正しいとされるが、調べてみたら、どうもネイティブスピーカーの間でもブレがあるらしいことを知ったからだ。
タグ:=英語のトリビア
a man for all seasons 「どんな状況でも頼りになる人」 [辞書に載っていない表現]
前回取り上げた the best of both worlds 「いいとこ取り」と関係はないが、何となく連想した表現が a man for all seasons である。実は、いまだにしっかりしたイメージが持てない言葉でもある。
これも、前回と同じように、映画のタイトルで知った。A Man for All Seasons は1966年のイギリス映画で、邦題は「わが命つきるとも」である。若い頃に何かで観たが、自分の信念に殉じた実在の人物トマス・モアを描いた重厚な歴史劇で、正直、エンターテインメントとして楽しむのには向かない作品だ。
これも、前回と同じように、映画のタイトルで知った。A Man for All Seasons は1966年のイギリス映画で、邦題は「わが命つきるとも」である。若い頃に何かで観たが、自分の信念に殉じた実在の人物トマス・モアを描いた重厚な歴史劇で、正直、エンターテインメントとして楽しむのには向かない作品だ。
the best of both worlds 「いいとこ取り」 (ドラマ「新スタートレック」) [スター・トレック]
これまで何回も書いたように、映画のタイトルやドラマのエピソードにつけられた題名は英語や文化的背景を学ぶうえで役に立つ。以前 the best of both worlds という表現にちょっとだけ触れたことがあるが(→海外テレビドラマのタイトルに学ぶ英語)、いま読んでいるペーパーバックにこれが出てきた。
この言い回しは、SFテレビドラマ「新スタートレック」 Star Trek The Next Generation の中でも評価が高い同名のエピソードで知った。人間とロボットが融合した生命体が現われ、人類に対して敵対行動を取る、というストーリーだ。個体としては人間をはるかに上回る強さを持つ、Borg と名乗るこの生命体の集団は、その後もシリーズを通じて人類最大の脅威となる。
この言い回しは、SFテレビドラマ「新スタートレック」 Star Trek The Next Generation の中でも評価が高い同名のエピソードで知った。人間とロボットが融合した生命体が現われ、人類に対して敵対行動を取る、というストーリーだ。個体としては人間をはるかに上回る強さを持つ、Borg と名乗るこの生命体の集団は、その後もシリーズを通じて人類最大の脅威となる。
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