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「目隠しされて板の上を歩く」 (walk the plank) [英語文化のトリビア]

前回 Jolly Roger を取り上げた流れで、海賊にからんだ表現について書くことにしよう。「海賊もの」といえば頭に浮かぶ場面のひとつとして、船から海に張り出した板の上を目隠しのうえ歩かされる処刑があるのではないかと思うが、これを表すイディオムが walk the plank である。

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海賊の旗 Jolly Roger [英語文化のトリビア]

Newsweek090429.jpg「ニューズウィーク」日本版の最新号がソマリア沖の海賊について特集していた。表紙には、どくろと骨をあしらった旗が大きく描かれている。「海賊」といえば頭に浮かぶおなじみの旗だが、ちゃんと名前がついている。Jolly Roger がそれである。定冠詞をつけて使われる。

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アドレイ・スティーブンソンと大衆文化 [英語文化のトリビア]

アメリカの政治家スティーブンソンについて短い続きを書く。彼は大統領選挙で二度敗れ、egghead というあだ名をつけられていたこともあり、大衆的な人気とは無縁だと思っていた。しかし意外なことに、Wikipedia の彼の項に "Stevenson in popular culture" という見出しの記述があった。読んでみるとなかなか面白い。
http://en.wikipedia.org/wiki/Adlai_Stevenson

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「たまご頭」とは何か (egghead) [英語文化のトリビア]

このところ取り上げているアメリカの政治家アドレイ・スティーブンソンは "too smart to be President" などといわれていたようで、egghead というあだ名がつけられていた。「はげ頭の人」のほか「知識人」「インテリ」を指す単語である。彼の頭は、外見も中身もまさにこの2つの特徴を兼ね備えていたということか。

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キューバ危機での「イエスかノーか」 [英語文化のトリビア]

前回の「chaff を使った名言」で取り上げた政治家アドレイ・スティーブンソンを私が知ったのは、確か「キューバ危機」についてのドキュメンタリーだった。

核戦争の瀬戸際まで米ソの対立が深まったこの事件の時に国連大使だった彼は、キューバにミサイルを配備したのか否か、ソ連の国連大使に返答を迫った "Yes or no? Don't wait for the translation." という質問が有名になった。

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chaff を使った名言 [名言・ことわざ]

前回、separate the wheat from the chaff という表現を紹介したが、半世紀ほど前に活躍したアメリカの政治家 Adlai E. Stevenson が、次のような言葉を残している。

"An editor is someone who separates the wheat from the chaff and then prints the chaff."

「編集者とは、玉と石を選り分けて」―ここまでは、なるほどそうだろうな、と読む者に思わせておいて―「・・・紙面に石の方を載せる人のことである」。このシニカルな言葉と直接の関係はないが、「ニューヨーク・タイムズ」紙のモットー "All The News That's Fit To Print" も何となく連想した。

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役に立つ chaff 役に立たない chaff [ニュースと英語]

前回、window には「敵のレーダー探知を妨害する金属箔」も意味し、同義語として chaff がある、と書いた。空中に撒いて敵のレーダー波をかく乱し探知されないようにするもので、第2次大戦の昔から使われていたとのこと。

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「窓」ではない window [注意したい単語・意外な意味]

北朝鮮のミサイル発射を伝える英文記事について続ける。今回北朝鮮は、「人工衛星」を4月4日から8日までの期間、それぞれ午前11時から午後4時までの間に打ち上げる、と関係機関に事前通告していた。

平和利用とのポーズを示すためと受け取られていたが、それはともかく、この予定期間を伝えるのに window という単語を使っていた記事があった。単純な「窓」以外に window が使われる実例ともいえるので、覚えておきたい。

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タグ:科学・技術
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「制裁」とは正反対の sanction [注意したい単語・意外な意味]

北朝鮮のミサイル発射で、日本が経済制裁を強化することになった。これに関連して sanction という単語について短く書いておきたい。これまでも、「辞書を引かずにひたすら読む」だけでは誤ったイメージを抱きかねないと思う単語や表現を取り上げているが、これもそのひとつといえるかもしれない。

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consequence は「結果」でいいのか [注意したい単語・意外な意味]

前回に続いて北朝鮮のミサイル発射について。北朝鮮は今回、「人工衛星打ち上げ」の事前通告をしていたこともあって、日本を含む諸国がいろいろな外交努力を行った。

アメリカのクリントン国務長官は consequence を使って次のように発言し、テレビのニュースでも何回か耳にした。

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タグ:クリントン
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「ミサイル」と「ロケット」と「飛翔体」 [ニュースと英語]

北朝鮮が「ミサイル」を発射した。この前の発射の時も、英語にからめて何回かここで取り上げたが、早いものでもう3年前のことになる。

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悪文もまた文なり (「日本人なら必ず誤訳する英文」続き) [辞書・学習参考書]

前回取り上げた「日本人なら必ず誤訳する英文」をめぐって、さらに雑多なことをいくつか考えたので書いておきたい。

まず、この本で面白いと思ったのは、著者自身が悪文、あるいはうまくないとしている英文が問題として取り上げられていることだ。

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タグ:英語学習
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「日本人なら必ず誤訳する英文」 [辞書・学習参考書]

挑戦的な書名を店頭で見て思わず手に取った。この手のタイトルは売るためのものだから真に受ける必要はないし、大した内容でなければ書棚に戻して終わりだが、この本はパラパラとめくってみたところ面白そうだったので購入した。著者と編集者の勝ちである。

越前敏弥の日本人なら必ず誤訳する英文 (ディスカヴァー携書)

越前敏弥の日本人なら必ず誤訳する英文 (ディスカヴァー携書)

  • 作者: 越前 敏弥
  • 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
  • 発売日: 2009/02/18
  • メディア: 新書


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タグ:翻訳・誤訳
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