Rube Goldberg, Heath Robinson という形容詞(「ムダに複雑な」) [固有名詞にちなむ表現]
このところ続けている"固有名詞にちなむ表現"で、前回は007の原作にあった言葉を紹介したが、以前このシリーズについて書いた時に Rube Goldberg と Heath Robinson という言葉に短く触れたことがあった。あらためて載せるつもりでそのままになっていたので、これを機に書いてみよう。
Hapsburg lip 「受け口」 、および lip の注意点 [固有名詞にちなむ表現]
今回も"固有名詞のついた表現"を取り上げよう。Hapsburg lip がそれだが、まさにハプスブルク帝国を築いた家系に受け継がれた遺伝的特徴に由来しているらしい。少し前に書いた Portuguese man-of-war (電気クラゲ)と同じく、007の原作小説から実例をメモしていたものだ。
タグ:ジェームズ・ボンド
lazy Susan 「食卓に置く回転台、回転テーブル」 [固有名詞にちなむ表現]
前回は Chinese rings という言葉を紹介したが、中国といえば中華料理、ということで連想した別の固有名詞にちなむ表現が lazy Susan である。テーブルに置いて使う回転盆、料理や調味料を載せてくるくる回る台を指す。
Chinese rings 「知恵の輪マジック」 (新・刑事コロンボ「汚れた超能力」) [固有名詞にちなむ表現]
このところ"固有名詞にちなむ表現"をドラマ「刑事コロンボ・汚れた超能力」からいくつか引用してきたが、実はまだある。この作品で、殺されたマジシャンの工房を訪れたコロンボが、数々の手品道具を見て感嘆の声をあげる場面がある。それに Chinese rings という言葉が出てくる。
タグ:刑事コロンボ
ジェームズ国王もびっくり! 「ジェームズ・キング編 聖書」 [聖書・キリスト教と英語]
B. B. キングに触れた前回予告したように、この週末、偶然にも別の「キング」に遭遇した。よく立ち寄る書店の洋書コーナーに日本語の帯がついたペーパーバックが並んでいるが、そのひとつ「聖書」の帯に、「ジェームズ・キング編」と書かれているのを見つけたのだ。
英語文化を多少知っている方なら、これだけで何のことかわかっていただけると思うが、帯を目にした時は一瞬きょとんとし、次には声をあげて笑いそうになり、それを抑えるのに苦労した。
英語文化を多少知っている方なら、これだけで何のことかわかっていただけると思うが、帯を目にした時は一瞬きょとんとし、次には声をあげて笑いそうになり、それを抑えるのに苦労した。
"The king is dead, long live the king." (B. B. キング死去) [英語文化のトリビア]
"ブルースの帝王"こと B. B. King が死去した。といっても私は名前を知っている程度だが、英語に "The king is dead." という成句があるので、これを使って彼の逝去を伝える記事がきっとあるだろうと思いググったら、案の定、見出しなどに使われた実例が次々にヒットした。
タグ:訃報
Zener cards 「ESPカード、超能力テストに使うカード」 (新・刑事コロンボ「汚れた超能力」) [固有名詞にちなむ表現]
Phillips head screwdriver 「プラスのドライバー」 (新・刑事コロンボ「汚れた超能力」) [固有名詞にちなむ表現]
前回 Svengali deck という表現を取り上げたTVドラマ「新刑事コロンボ・汚れた超能力」には、他にも固有名詞にちなむ表現がいくつか出てくる。そのひとつが Phillips head screw (screwdriver) である。
タグ:刑事コロンボ
Svengali deck 「手品用トランプ」 (Svengali その2~新・刑事コロンボ「汚れた超能力」) [固有名詞にちなむ表現]
最近、固有名詞にからむ表現をいくつか紹介したが、かなり前に取り上げたことがある人名にちなむ単語 Svengali が、休日に観た往年のTVドラマ「刑事コロンボ」の複数のエピソードに立て続けに出てきた。単なる偶然だが、面白いので再度書いてみよう。
タグ:刑事コロンボ
poll position 「選挙のポールポジション」「勝利をうかがう勢い」 (イギリス総選挙で保守党勝利) [辞書に載っていない表現]
イギリスの総選挙は、ultra hung parliament (2大政党どちらも過半数を取れず議席数も横一線)か、という予想すらあったものの、ふたを開けたら保守党が勝利した。ネットを見ていたら poll position という辞書に載っていない言葉が目に留まったので、取り上げてみたい。
TINA = There Is No Alternative (安倍総理のアメリカ議会演説を読む・その2) [英語文化のトリビア]
前回に続いて、安倍総理のアメリカ議会演説から取り上げる。構造改革を進めるという決意を強調するくだりで、安倍氏は TINA という言葉を使っていた。「ティーナ」と発音し、直後に There is no alternative. と言い換えていたので、その頭文字を取ったものだとわかる。
安倍総理のアメリカ議会演説を読んでみた (spend a spell 「時を過ごす」) [日本のニュース]
安倍総理が先日アメリカ議会で行った演説のテキストを読んだ。戦後70年という節目が背景にあったのだろうか、議会側が招請したという。英語についてのブログなので政治的な感想には立ち入らないことにするが、演説としてはよくできたものだったと思う。
タグ:要人の発言
signature 「(ある人の)代名詞的な、トレードマークの」「その人ならではの」 [注意したい単語・意外な意味]
前回、"片づけコンサルタント"近藤麻理恵さんにちなむ表現を紹介した際の実例に、もうひとつおもしろいと思う単語があったので取り上げたい。signature がそれだが、「署名、サイン」と取ると意味がよくわからない。
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